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企業ストーリー


シンガポールを世界の太陽エネルギー市場に送り出した REC
ノルウェーのリニューアブル・エナジー・コーポレーション(REC) は、ポリシリコンから太陽電池モジュール、システムインテグレータまで、太陽電池バリューチェーン全体を網羅した事業を展開する大手太陽電池メーカーです。オスロを拠点としたこの大企業が世界最大規模の新工場建設を提案した際、いくつかの国が誘致に名乗りを上げました。REC は 9 カ月かけて 200 以上の候補地を審査、約 20 カ所のデューディリジェンスを行った結果、工場建設地にシンガポールを選定しました。

投資総額は、単独の太陽電池一貫生産プロジェクトとしては世界最高額となる 63 億シンガポールドル。完成時のソーラーウエハー、セル、モジュールの生産能力は年間 1.5GW(ギガワット)となる見込みです。REC がシンガポールを選んだ主な理由は、その安定したインフラ、熟練労働力、そして強力な半導体産業でした。また、シンガポール政府のエネルギー産業支援の実績も、もう一つの理由でした。

REC のエリック・トールセン社長兼 CEO は「シンガポール政府は、ひとたび新産業の開発を決定すると、非常に高い実行力を証明してくれました。生物医学、エレクトロニクス産業がその良い例です」と語っています。さらに「シンガポールは REC にとって、今後、魅力的な太陽電池市場に成長するであろう東南アジア市場に進出するための理想の地と考えています」とも述べています。
 
変化の風をもたらすヴェスタス

風力発電技術の世界トップ企業がシンガポールに地域本社を構え、世界規模の研究開発センターを建設することを決定しました。風力発電機メーカーの世界最大手、デンマークのヴェスタス・ウィンド・システムズは、2007 年、シンガポールに地域本社を設立、今後 10 年間で 5 億シンガポールドルを投じて本国デンマーク以外では最大となる研究開発センターを設立する予定です。

同社社長でヴェスタス・アジア・パシフィックを統括するトルビョルン・N・ラスムッセン氏は「シンガポールは、優良なインフラと優秀な熟練労働力を有するため、わが社の地域拠点としては最適のロケーション」と述べています。ヴェスタスはアジアでの風力発電技術の需要拡大を見込んで、現在、中国、台湾、韓国、日本、インド、オーストラリア、ニュージーランドの風力発電所で 5,000 基以上の風力タービンを設置しています。

 
燃料供給アップ: ネステ・オイル

フィンランドの石油精製大手、ネステオイルはおよそ 12 億シンガポールドルを投じ、再生可能原料からディーゼル燃料を製造する世界最大規模の工場をシンガポールに建設する予定です。この工場では NExBTL テクノロジーと呼ばれる同社独自の技術が使われています。NExBTL は、植物油や動物油を原料とする初めての商業用次世代再生可能ディーゼル燃料の製造プロセスです。工場は 2010 年末までに稼動を開始し、高品質の再生可能燃料を年間80万トン生産する予定です。現在バイオディーゼル工場はジュロン島に 3 カ所ありますが、新工場では約 100 人を雇用し、全体の生産量アップに貢献すると見込まれています。