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企業ストーリー


日本通運
シンガポール :統合ソリューションを提案し、アジアで新規成長セクターをターゲットとするための戦略的基地

世界有数の国際的な航空・海上貨物輸送業者である日本通運は、1970年に同社初の駐在員事務所をシンガポールに開設して以来、シンガポールと長期にわたるパートナーシップを築いてきました。
 
日本通運(シンガポール)は、都市国家であるシンガポールの優れたロジスティクスの接続性を世界規模で活用し、世界中の主要マーケットに輸出する日本企業およびグローバル企業にとって重要なトランシップハブ企業として貢献しています。
 
「ロジスティクス産業は、メーカーによるベンダー・マネージメント・インベントリーVMIとジャストインタイム(JIT)サービスに対する需要の高まりにより、現在、急速に「ボーダーレス」の時代へと移行しています。当社のロジスティクスサービスは、これらのメーカーとサプライヤのニーズを考慮して構築されています。」と、日本通運株式会社執行役員地域総括(アジア・オセアニア地域)兼香港日本通運株式会社取締役社長の中村次郎氏は、次のように述べています。「当社のロジスティクス・ソリューションは、様々な国に拠点を置くお客様に対して、費用対効果と工程効率の高い選択肢を提供することを目指し、企画されています。当社のサービス機能は、単なる在庫管理や貨物配達を超えたものなのです。」


航空・海上サービスのエンドツーエンドの統合を通じて、より多くのソリューションを提供するため、日本通運は、2007年2月、自由貿易区であるシンガポール空港物流団地(ALPS)に、28,700平方メートルのハイスピード・ロジスティクス・センターを開設しました。このセンターへの投資により、日本通運のシンガポールへの投資は、総額1億1,000万シンガポールドルに達しました。この設備で提供されるサービスには、倉庫保管、国際貨物輸送、在庫管理、貿易円滑化、地域トランシップ、および、VMIに付随するすべてのサービス、そしてハブ・ソリューション構想があります。2007年8月、当設備は輸送資産保護協会(TAPA)よりクラスAの認定を受けました。認定を受けたことにより、シンガポールのこの設備は、3PL に対しTAPA基準を満たすよう求めるようになったハイテク産業の日本通運のクライアントの需要に応えることが可能になります。

日本通運は、現在、新たな成長分野であるテクノロジーおよびバイオメディカルサイエンス業界に照準を合わせています。この意味で、エレクトロニクス、情報通信、半導体、消費財、バイオメディカルの各業界の日本および世界の一流企業から、製造活動、地域本社、地域配送センターの拠点として選ばれるシンガポールの地位を考慮すれば、当企業のシンガポールにおける設備とサービスの拡大は、戦略的な動向と言えるでしょう。

「ハイスピード・ロジスティクス・センター・シンガポールは、日本通運のシンガポールでの業務にとって重要な能力増強となります。航空・海上サービスの双方をエンドツーエンドで統合してより多くのソリューションをお客様に提供できることになるからです。」と、日本通運(シンガポール)マネージング・ダイレクターの花岡英夫氏は述べています。「当社のロジスティクスの経験とITソリューション一式をもとに、シンガポールを拠点とする企業、海外企業双方にとって『ワンストップ・ロジスティクス・センター』を提供する世界最高のロジスティクス・ハブとしてのシンガポールの地位を活用したいと考えています。当社は、成長市場であるテクノロジー業界とバイオメディカル業界をターゲットにしています。これらの業界でシンガポールが優位を占めていることが、当社の目標達成の一助になると、確信しています。」

 


エンド・ツー・エンド・サービス
シンガポール国内の全世界の3PL(サードパーティ・ロジスティクス)は、メーカーが外注しているロジスティクス運用の最適化を可能にする総合グローバル・ソリューションを開発中です。シンガポールからエンド・ツー・エンドのロジスティクスサービスを提供する3PL には、アジリティ、日本通運、シェンカーなどがあります。このようなサービスは、高付加価値、知識集約型事業に集中し、販売網は貨物輸送、倉庫保管から輸送・ファイナンスまで広がっています。シンガポールの総合的なグローバル・ソリューションの力は、企業の生産・貿易事業に有利な競争力を提供しています。
 


特殊ソリューション
シンガポールは、生物医学、化学および石油セクターなど主要産業の全世界の生産ならびに貿易の拠点になっています。これにより、シンガポールのトップの3PL が特定産業向けに特殊ソリューションを提供できる環境が生まれました。ジュロン島で全世界の石油化学企業向けの石油ターミナルに投資しているヴォパック、低温流通管理や地域のエンドマーケットへの24 時間以内の配送を行う TNT 最大の地域のバイオサイエンス エクスプレス運送拠点などがあります。地元企業の CWT も、化学物質や有害物質の特殊取扱と倉庫保管サービスを行っています。




サプライチェーン・エクセレンス

世界最大手の宅配・ロジスティクス会社DHL は、シンガポールで EDB の支援を受け、自社のサプライチェーンセンター・エクセレンス(SCCE)を設立しました。SCCE の目的は、DHL のサプライチェーン・マネジメントの総合的なノウハウをテコに、多国籍企業向けのサプライチェーン・ソリューションの開発、テスト、商品化を行い、地域のロジスティクス拠点としてのシンガポールの地位を強化することです。
 
SCCE は、無線自動識別(RFID)、財務サプライチェーン、航空機の整備・修理・オーバーホールの革新的なプロジェクトの先陣を切り、シンガポールから地域各地の顧客へ配送することで、より効率的なサプライチェーンに貢献すると見込まれています。また、SCCE は革新的なサプライチェーン・ソリューションを通じて、企業が複雑なアジアのサプライチェーン環境で事業を進められるよう支援する予定です。
 
SCCE は、自社サプライチェーンの変更・カスタマイズを望む多国籍企業向けの最新鋭ツールを用いて、サプライチェーンのコンサルティング・ノウハウも提供する予定です。


SCCE は、戦略的顧客関係の管理組織である DHL グローバル・カスタマー・ソリューションズによって運営されています。この組織は、世界中にちらばる顧客の上位100 社向けのサプライチェーン・ソリューションを管理するための特殊産業チームであり、コンサルティングのノウハウを活用しています。