シンガポールの地元企業および研究機関は、その革新的な研究と医療機器で国際的に知られています。その主な企業として、ヘルススタッツ・インターナショナル、ベレダス・ラボラトリーズ、生物工学・ ナノテクノロジー研究所があります。シンガポールの生物工学・ ナノテクノロジー研究所(IBN)は、従来の研究所方式よりも格段に速い、17分以内でポリメラーゼ連鎖反応(PCR)遺伝子の検出を可能にする一体型高速遺伝子診断機器の開発に成功しました。IBNは、非常に有望なこの製品の商品化の可能性について、現在、前向きに調査しているところです。 この機器は、血液、尿、唾液などの体液から核酸を抽出することにより、SARS、HIV、B 型肝炎などの感染症の検出にも転用することができます。この研究は、ネイチャーメディスン誌2007年10月号に発表されました。ベレダス・ラボラトリーズは、STマイクロエレクトロニクスと共同で、画期的な分子診断用ラブ・オン・チップ検査キットVereFluTM を商品化しました。指の爪ほどの大きさしかないこの携帯用検査キットを使うと、従来の方法では数週間を要した主なインフルエンザの型を2時間以内で検出できます。ヘルススタッツ・インターナショナルは、世界経済フォーラムから、2007年テクノロジー・パイオニア賞を受賞しました。同社の装着型外来患者用血圧監視装置BPro® は、24時間遠隔基地から血圧の継続的な監視と分析ができる世界初の機器です。この機器は、フロスト・アンド・サリバンから2007年の監視装置オブ・ザ・イヤーを受賞しました。同社は、今後、シンガポールの電子工学研究所(IME)と連携し、さらに小型化した第2世代のワイヤレス機器を開発する予定です。