June 11, 2010
シェル石油は、同社最大の石油精製一体型の石油化学コンビナート「シェルイースタン・ペトロケミカル・コンプレックス(SEPC)」の完成を発表しました。投資総額は同社最大の約2624億円(41億SGD)で、世界第2位の規模で完成までに4年を要しました。
SEPCは、ブコム島とジュロン島の石油精製と石化製品生産の製造設備を海底パイプラインで繋ぎ、精製、クラッキング(接触分解)、誘導品生産を一つの拠点で行うことで、それぞれの相乗効果と利益の最大化を図ることを目的としています。世界規模のエチレンクラッカーのほか、ブタジエン抽出装置、世界最大級のモノエチレングリコールプラントが設置され、すでに稼動しています。また、隣接するシェルプラウブコム製油所の改修も行い、広範囲の原油を処理し、クラッカーへ原料供給を行います。
ピーター・ヴォーサーCEOは、シンガポール政府の強い支援のおかげでSPECプロジェクトを完成することができたとし、「SEPCプロジェクトは、石油と化学製造を統合し、効率性を向上させ、選択的に成長を行うシェルの戦略を示している。新たなクラッカーを既存の製油所に設け製造融合を図ることで、原料、オペレーション、物流の面で相乗効果をあげることができる」と述べています。
*記事中の通貨換算レートは、1シンガポールドル(SGD)= 64日本円(2010年6月2日現在)で算出しています