エレクトロニクス

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業界概要

シンガポールを製造業の重要拠点に

携帯電話、コンピュータ、ビデオゲーム機、カーナビゲーションシステムといった最新のエレクトロニクス製品の一部は、シンガポールで設計・製造されたものでしょう。エレクトロニクス産業はシンガポールの製造業セクターの基盤となっており、2012年国内総生産(GDP)の5.2%を占めています。1960年代に東南アジア唯一のテレビ組立工場が建設されて以来、シンガポールのエレクトロニクス産業は世界のエレトロニクス業界の中で活気ある中心地に成長しています。

勢いづく需要

電子産業の重心がアジアへシフトするなか、産業基盤が整備されているシンガポールは新しい市場、製品、技術、生産プロセス、およびアプリケーションの開発や管理を行うロケーションとして選ばれています。

世界のエレクトロニクス産業拠点

私たちの展望は、シンガポールがますます流動的で接続性に優れ、感度の高い世界を実現する、国際的リーダーとしてのアジア拠点となることです。シンガポールを技術、製造、ビジネスソリューションを提供する世界的なエレクトロニクスのイノベーション拠点に変え、新たな成長分野の開発を可能にすることを目標にしています。現在、シンガポールで全世界のウエハーの10%、ハードディスクの40%を生産しています。

シンガポール経済の基幹

シンガポールの製造業、特にエレクトロニクスはシンガポールの経済成長を支える主要産業であり、国内総生産付加価値の25%を占めています。2012年の固定資産投資額160億シンガポールドルのうち、エレクトロニクス業界はその約38.8%を占めました。同業界の雇用者数は8万人で、これは製造業総雇用者数の19%に当たります。さらに、エレクトロニクス完成品の製造により、精密部品製造企業、化学品や材料のサプライヤー、エレクトロニクスシステム製造企業およびロジスティクス・サービス・プロバイダーなどの他の分野の企業が多数生まれています。

エンド・ツー・エンドの製造業の力

シンガポールは、エレクトロニクス企業から、新たな市場の創出や管理をする場所として選ばれており、今日、シンガポールには下記拠点が置かれています。

  • 世界トップ3に入るファウンドリーを含め、ウエハーシリコン製造工場14ヶ所
  • 世界トップ6に入る半導体組立検査受託会社3社を含め、半導体組立・検査事業所20ヵ所
  • 世界トップ25に入るファブレス半導体企業15社、集積回路設計センター約40ヵ所
  • 世界トップ20に入る集積デバイスメーカー11社
  • 世界トップ3に入るハードディスクドライブメーカー
  • 世界トップ5に入る4社の電子機器受託製造サービス企業(EMS)

シンガポールは、R&Dから開発、製造、サプライチェーン管理、物流、地域・グローバル統括本部機能まで、ビジネスの必要条件を満たす最適なロケーションです。

ビジネスに最適な環境

シンガポールは、知的財産、統合性、生産性および信頼性を重視したビジネス環境を提供しています。あらゆる国籍の高度な技術や知識を持つ人材がシンガポールで働くことに魅力を感じるよう取り組んだ結果、即戦力となるグローバルな人材が豊富です。私たちは、世界中の優秀な人たちがシンガポールに暮らし、働き、学び、訪れることを歓迎いたします。現在、シンガポールは投資家のニーズに応えるため、技術系の優秀な人材育成の拠点を持っています。また、エレクトロニクス・セクターは、常に労働者の能力向上にも努め、将来の需要を見込んでいます。2011年には、シンガポールにいる研究者およびエンジニアの25%以上がエレクトロニクスと関連産業で雇用され、エレクトロニクス関連産業がシンガポールの製造・研究開発の支出の63%の割合を占めました。

人材開発

人材は経済成長の重要な推進力であるという認識により、エレクトロニクス産業の人材のニーズに対処するために包括的な人材開発プログラムを導入しています。2010年、EDBと南洋工科大学は新しいIC設計研究所「VIRTUS」を正式に開設しました。VIRTUSは2014年までの5年間でアナログ及び混合信号IC設計分野の大学院生を育て、低電力管理や環境発電などの成長分野で技術を開発することを目標としています。また、EDBはウエハー製造やIC設計などの専門分野の学部および大学院奨学金を積極的に共同出資しています。

可能性の発展

研究開発(R&D)は高度技術産業において他と差別化を図ることができるもう一つの要素です。シンガポールは研究に多大な投資を行っています。シンガポール政府は、シンガポールを世界有数の研究先進国とすることを目標に、2011~2015年のR&D予算を2006~2010年の予算から20%増大させました。

この目標に大きく貢献しているのが、一貫して民間部門のR&D支出の大部分を占めているエレクトロニクス分野です。

シンガポールのエレクトロニクス分野では、部品レベルの設計やプロセスのR&Dからシステムレベルの製品設計、ファームウェア開発、工業デザインまで幅広く高度なR&Dが行われています。IC設計•開発センターの「VIRTUS」やマイクロエレクトロニクス研究所(IME)といった公的資金が充てられている施設における最先端の研究が技術の限界を押し広げています。

この高度なR&D文化に促進され、様々な企業がシンガポールに研究施設を設立し、次世代コンポーネントや製品の開発を行っています。

業界データ

  • 2012年、エレクトロニクス・セクターの生産高は781億シンガポールドルに達し、2012年の年間生産付加価値に対し25%を占めていました。エレクトロニクス・セクターの雇用者総数は約8万人です。
  • 2012年のシンガポール国内の固定資産投資額160億シンガポールドルのうち、エレクトロニクスは全体の38.8%と、2番目に貢献しています。エレクトロニクス関連の固定資産投資額62億シンガポールドルが全額実施されれば、GDPに対する年間の付加価値は17億シンガポールドルとなります。
  • 現在、シンガポールには14ヵ所の半導体工場、20ヵ所の組立および検査設備、約40ヵ所のIC 設計センターがあります。これには、12 インチ・ウエハーの製造工場が4 ヵ所、世界トップ3のファンドリー企業、世界トップ5 の組立およびテスト請負企業のうち3社、そして世界トップ10 のファブレスIC 設計企業のうち9社が含まれます。世界のウエハー生産施設の10%がシンガポールに集まっていることになります。
  • シンガポールはエンタプライズハードディスクの主要生産地であり、シーゲートや日立グローバルストレージテクノロジーズがシンガポールでビジネスを展開しています。また、シンガポールはハードディスクメディアの主要生産地であり、世界のハードディスクメディア生産量の約40%がシンガポールで製造されています。シーゲート、昭和電工、HOYAなどのトップ企業が、シンガポールで事業を拡大しています。
  • 世界のトップ 10 の EMS 企業(電子機器の受託生産企業)のうち 6 社が、シンガポールでビジネスを展開しています。その事業内容は、設計、高付加価値製品の製造、サプライチェーンマネジメントおよび地域マネジメントまで多岐に及ぶもので、主な企業は、フレクストロニクス、サンマイナ、セレスティカ、ベンチャーなど。アスーステック、ライトオンなどの大手 ODM 企業も、シンガポールに本社を置き、R&D を行っています。


1 2009年の推定値


シンガポールへの進出方法に関してはこちらをご覧ください。

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