参天製薬とSERI、先端眼科技術に向け共同研究所を設立

2017/07/13
参天製薬とSERI、先端眼科技術に向け共同研究所を設立

参天製薬とシンガポール眼科研究所(SERI)は、眼科疾患の新たな治療、診断、装置の開発を行う新研究所の設立を含む提携拡張を発表しました。

5年間にわたる共同研究において両社の眼科研究開発能力を結集させ、特にアジア地域で流行している疾患を重点的に新たな眼科技術の開発を行う予定です。参天製薬とシンガポール政府の支援のもと、今後5年間で合計3,700万SGD(29億2,300万円)を投資することを目指しています。

今後の共同研究では既に進行中の主要プログラムに加え新たな治療分野や技術も取り入れられ、参天製薬の製品ポートフォリオと長年にわたる薬剤開発プログラム、およびSERIの新技術とトランスレーショナルリサーチ能力が一丸となって発揮されます。この提携拡張の一環として共同研究所も設立し、両社の科学者が共に新製品の開発に取り組みます。参天製薬のチームには多数の現地採用者が含まれ、熟練科学者のもと幅広い研究団体の医師や科学者と共に研究に取り組みます。

これらの共同開発研究は、両社が豊富な経験を持ち相乗効果を期待できる、緑内障、糖尿病性網膜症、目の感染症、近視など多数の主要な眼科領域にフォーカスし、シンガポール、アジア、そして世界の患者に利益をもたらす眼科製品の堅牢なパイプラインを確立することを目標とします。参天製薬グローバル研究開発本部長兼チーフ・サイエンティフィック・オフィサー(CSO)のナヴィード・シャムス(Naveed Shams)氏は「SERIとの提携拡大を非常に嬉しく思っています。この2年間で素晴らしい進展を遂げ、複数の共同研究開発プロジェクトにて数々の成功を収めることができ、これらの成果のパイプライン製品への応用に自信を持っています。この新たな提携により、新薬候補化合物を臨床開発段階に持ち込み、新しい分野での研究を開始することができます。当社とSERIとの提携は、幅広く複数専門分野にわたる研究開発活動を促進する重要な要素であり、これにより、現在と未来の眼科医療ニーズに応える革新的な治療法などの技術開発を実現することができます」と語りました。

SERIエグゼクティブ・ディレクターのティン・アウン(Tin Aung)教授は「多くの成果を得られたこの2年間に引き続き参天製薬との提携を拡張でき、今後が非常に楽しみです。この2年間は両社の経験と能力を集結して新治療法を効率的に開発し、シンガポールと全世界の患者に大きな期待をもたらすシステムを提供することができました。これまでに成し遂げた大きな進歩をもとに、今後両社がさらなる成功を成し遂げることを確信しています」と述べました。

1シンガポールドル(SGD)=79円、1米ドル(USD)=109円(6月9日現在)