NEC、先端実証センターを開設

2017/10/10
NEC、先端実証センターを開設

NECとNEC Asia Pacific Pte. Ltd.は2017年8月3日、国際的な研究開発能力を促進するため、先端実証センター(Advanced Centre for Experimentation: ACE)を開設しました。

NECは、同センターをアジア太平洋地域における成長戦略の重要な拠点として、優れた研究エコシステムとインフラを有するシンガポールに設置しました。NECラボラトリーズシンガポール(NLS)が同センターを運営することで、人工知能(AI)など同社のコアテクノロジーの研究成果や先端ソリューションを活用し、新たな価値創造、人々および地域社会に対する、より安全かつよりスマートな生活環境の提供に貢献します。

また、同センターは、先進的かつ革新的なソリューションのコンセプト実証を行う「リビングラボ」として、パブリックセーフティ、輸送、ヘルスケアの分野での社会課題について、政府および企業などのパートナーと連携して、ソリューションの共創を行い、実社会に近い環境で共に実証実験を行うことで、その有用性を事前に検証します。

なお、NLSは同センターの開設に際し、AI、IoT、認知およびサイバーセキュリティー分野の研究者およびソリューション・エンジニアを、現在の33名から今後3年間でさらに50名増員し、シンガポールで研究開発に携わる人材強化に貢献します。

シンガポール経済開発庁(EDB)情報通信メディア産業担当トゥン・メンファイ(Tung Meng Fai)局長は「NECがACEをシンガポールに設立したことを大変嬉しく思います。今回の投資は、シンガポールの人材とイノベーション能力が業界のデジタル変革を推進することを力強く証明するものです。ACEはシンガポールのデジタルエコシステムを充実させるとともに、シンガポール発の新たなソリューションの共創および商業化のための新たなパートナーシップを育むことでしょう」と述べました。

NEC執行役員兼NEC Asia Pacific最高経営責任者である赤木鉄朗氏は「ACEの設立は、NECにとって世界初のことであり重要な節目です。当社は今後5年間で主に研究開発のためにアジア太平洋地域に1億SGD(80億円)以上を投資する予定です。同センターの設立はこの投資の中核であるとともに、同地域に対する強力なコミットメントを象徴するものです。当社のAIとビッグデータ分析における技術革新を活用して、域内における政府や企業のデジタル変革に貢献できるよう願っています」と語りました。

1シンガポールドル(SGD)=80円(8月22日現在)