オムロン、オートメーションセンターを開設

2018/01/22
写真提供:オムロン

オートメーション・テクノロジーで世界をリードするオムロンは、2017 年9月28日にシンガポールにオートメーションセンター(ATC)を開設すると発表しました。研究開発機能を備えたこの革新的なショールームは、シンガポールにおいて今後2年間に行う1,350万SGD(11億3,400万円)のロボティクス関連投資の一部であり、最先端のモノづくりを推進するための取り組みです。

ATCには、製造現場の知能化や見える化を加速させる技術を紹介する「スマート・フューチャーファクトリー」と「フューチャーCEOコックピット」があり、A(I 人工知能)、IoT(モノのインターネット)およびロボティクス技術の製造現場への適用に取り組むとともに、各種制御機器が相互に接続され、高度にデータを活用するモノづくりの未来を顧客に紹介する施設となっています。

シンガポールでは製造業がGDPの約20%を占めるなか、同国の製造業にとって、最新のスマート・マニュファクチャリングの実現に資する技術開発の動向を把握することが重要視されています。同センターは、自動車やエレクトロニクス、ヘルスケアなどさまざまな業種に対し、新しいアイデアの実践を試み、その効果を体験できる現実的なプラットフォームを提供していくことで、シンガポールの顧客企業各社と共に、製造現場の課題解決に取り組んでいきます。

同社マネージングダイレクター前田武人氏は「この度の開所によって、スマート・マニュファクチャリングの可能性を実証し、モノづくりの未来をお客様にご紹介していきたいと考えています。シンガポール政府が掲げるビジョン『スマートネーション』に沿って、よりスマートな工場を構築するためにお客様を支援する役割を果たせることを心より光栄に思います」と述べています。

開所式に出席したシンガポール経済開発庁(EDB)のリム・コックキアン(Lim Kok Kiang)副次官は「シンガポールにおいて最先端のモノづくりへの移行は、製造業のイノベーションの推進と既存の強みによって加速されてきました。われわれは引き続き技術のユーザーと提供者を引き寄せ、共に協力してこの革新的能力を育成していきます。同センターの開設にシンガポールを選び、特に中小企業に対するオートメーション技術によるトータルソリューションの提供と、ロボティクス技術の活用を促進してくれることをうれしく思います。また、同社による能力開発の取り組みが、シンガポールのシステムインテグレーターや製造業各社を育成し、彼らの能力を高めてくれることにも期待しています」と語りました。

1シンガポールドル(SGD)=84円(2017年12月8日現在)