郵船ロジスティクスシンガポール、未来型倉庫を起工

2018/01/22
写真提供:郵船ロジスティクスシンガポール

郵船ロジスティクスシンガポールは2017年9月20日、運用強化を目指した5,000万USD(56億5,000万円)の投資の一環となる、同社初の未来型倉庫の起工式を行いました。同社は、トゥアス(Tuas)にある既存施設に、3階建て倉庫を増設する建設工事を行っており、2019年第1四半期に稼働を予定しています。倉庫は2万平方メートルの収納スペースを擁し、36のトラック搬入口と最大100台のトレーラーが駐車可能な8,000平方メートルの屋上駐車スペースを完備する予定です。また、同施設は先進ロボット技術、無線認識票、視覚認識システム、自律技術などのスマートデータの使用にも有効活用されます。

同時に、同社はトゥアスの倉庫に600万USD(6億7,800万円)を投じてロボットを利用した新たなオーダーピッキング技術を導入しました。これにより、2,000立方メートルだった保管量を3,500立方メートルに最適化でき、受け入れから仕分けし収納するまでの処理量を18倍に高めて運用生産性を向上させることが可能となります。

また、デジタル技術を用いることで手作業を60%向上させることができ、処理量が増大して多品種注文の達成率を200%拡大することができます。

同社コントラクトロジスティクスおよび情報システム部門長のフランシス・クワ(Francis Kwa)氏は「データ駆動型のオペレーションにより、プロセスをカスタマイズすることができるインフラストラクチャを確立できます。作業プロセスをカスタマイズできるということは、さまざまな業界の業種に合わせて特定のサービスを調整できるということです。これはここだけの独自の機能です」と語り、「シンガポールは、幅広い貿易関係と市場のつながりを持つ世界的な輸送ハブです。高品質で信頼性の高い一貫した付加価値サービスを提供する保管スペースは、シンガポールを地域の流通センターとして利用するお客様に競争上の優位性をもたらします」と述べています。

シンガポール経済開発庁(EDB)ロジスティクス担当のリー・エンケート(Lee Eng Keat)局長は「EDBは、同社のような企業が企業レベルで変革を推進し、イノベーションを通して生産性を向上させ、さらなる自動化の導入を目指す熱意を支援できることを非常にうれしく思っています。これは、シンガポール人の新しい職業的役割とキャリアパスにもつながると同時に、一般的なジョブのスキルアップをもたらし、業界の強みと能力を強化するために必要な人材育成につながります」と語りました。

1米ドル(USD)=113円(2017年12月8日現在)