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フランスに本社を置く物流業界大手のボロレ・ロジスティクスは、急成長する電子商取引市場によるビジネス機会に乗じ、新たな自動化プロジェクトに1,000万USD（11億3,000万円）を投資しました。
2017/04/10
シンガポール経済開発庁（EDB）が支援するこの新プロジェクトでは、最先端技術とロボット工学を活用し、保管からピッキング、ラベリングまでさまざまな工程の改善と機械化が行われます。これより、生産量は現在の10倍に増大し、作業に必要な人員は半数になる見込みです。
ボロレ・ロジスティクス・シンガポールのマネージングディレクター、ファビアン・ジョルダーノ（Fabien Giordano）氏は、製造プロセスにかかる時間を最大2日間短縮できると期待しているとし、ザ・ストレーツ・タイムズ紙にて「顧客からは処理時間の短縮を求められており、このような技術的変化と電子商取引の需要増大との関連性はますます深くなっている」と述べました。
この自動化戦略はシンガポール政府のロジスティクス業界変革マップに掲げられている戦略との共通点も多く、企業は従業員をより高い賃金でより高いスキルの任務や別の作業に割り当てることが可能になります。ボロレは世界に28,000名を超える社員を擁し、シンガポールでは1,400名を雇用しています。
同氏は、運用向上と競争力強化において最も重要なのは人材であり、同社がグローバルエンジニアチームを強化して物流・貨物分野における革新的ソリューションの開発に注力しているのはそのためだとし、「いまだに多くの人が、物流業界は昔気質で保守的だと考えています。私たちが変えなくてはならないのは、まさにそのような考え方です」と語りました。
1シンガポールドル（SGD）=80円、1米ドル（USD）=113円、1ユーロ（EUR）=119円（3月21日現在）
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シンガポールは、アジア市場への玄関口であり、世界トップクラスの消費者向け企業の多くが、環太平洋の拠点としてシンガポールを活用しています。
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アジアの流通のハブとして、当地域内外への世界クラスのコネクティビティを提供します。安全で効率的なロジスティクスと、サプライチェーン管理ハブとしての妥当性を以て、シンガポールは地域の境界を超えた取引と消費に貢献しています。
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