同ラインへの投資額は約4,000万USD(45億2,000万円)で、整備期間は24か月となる見込みです。
FD-SOIエコシステムは強化され続けており、FD-SOI技術の利用も進んでいます。ますます多くのファウンドリ企業、IDM、そしてファブレス企業がFD-SOIのテープアウトとウェーハ投入に携わってきています。FD-SOIは、低電力用途において高い価値を生み出し、モバイル処理、IoT、車載および工業分野などで急成長するエレクトロニクス市場のニーズを満たすでしょう。
同社CEOのポール・ブードル(Paul Boudre)氏は「シンガポールにFD-SOIラインを新設することは、お客様からの直接的な要求があったからにほかなりません。この取り組みは当社にとってのみならず、FD-SOIエコシステムの拡張という観点からも大きな意味があります。2019年上半期までにお客様に満足いただけるような状態を確立し、その後は市況を見ながら生産規模を随時拡大していきたいと考えています」と語りました。