2018年10月2日に発表された「スタートアップ・ステーション・シンガポール」プログラムでは、選ばれたスタートアップ企業に対して業界リーダーによる指導、短いトレーニングモジュール、共同作業スペースが提供される予定です。
IMDAと同社は共同のプレスリリースで、同プログラムはスタートアップ企業のビジネスを新たな最先端の方法で加速させることを目指すものだと述べました。また同プログラムにより、企業は投資家とのつながりやIMDAが促進する「規制の砂場」の活用などのメリットを得られるため、本番環境でのデータ使用を通して新たなアイデアを開発することが可能になります。
同社公共政策(アセアン)責任者のアルヴィン・タン(Alvin Tan)氏は「スタートアップ・ステーション・シンガポールにおけるIMDAとのパートナーシップを通じて、スタートアップ企業がビジネスモデルに磨きをかけて拡大するために必要なインフラとアクセスを提供することができるようになります」と述べました。
同プログラムは、アジアでは同社初となり、世界ではフランスに続いて2番目となるデータイノベーションのスタートアッププログラムです。同プログラムは、2018年10月2日に同社がマリーナベイ地区にあるマリーナワンのウェストタワーに新しく拡張したオフィスへ正式に移転した際に発表されました。
4フロアで、総床面積2万4,000平方メートル以上を占めるオフィスは、同社シンガポールチームとアセアンチームを収容します。同社は10年前に初めてシンガポールに事業所を設立し、現在は1,000名以上の社員を擁しています。
オフィスの開設式には、チャン・チュンシン(Chan Chun Sing)通商産業相とシンガポール中央社会開発協議会のデニース・フア(Denise Phua)会長が出席しました。
Facebookアジア太平洋地域担当バイスプレジデントのダン・ニアリー(Dan Neary)氏は「シンガポールは東南アジアにおける継続的成長の鍵となる場所です。当社が官民の素晴らしいパートナーと協力してシンガポールの経済、革新、コミュニティの目標推進に貢献できることを光栄に思います」と述べました。
出典: シンガポールプレスホールディングス(SPH)