A Singapore Government Agency Website A Singapore Government Agency Website How to identify keyboard_arrow_down
close

シンガポールの次世代製造技術セミナー インダストリー4.0導入を最適化できる環境づくりとは

EVENT REPORT

  • BRIDGE Magazine
  • イベントレポート

シンガポールが製造業の支援に最も力を入れている分野が、次世代製造技術の導入だ。次世代製造技術はデジタル化とオートメーション化により生産性と効率性を高め、競争力を飛躍的に高めるテクノロジーである。今回は、シンガポール経済開発庁(以下EDB)とパートナー企業が行うインダストリー4.0導入への最先端の取組を、10月と11月に開催された二つのセミナーを通してご紹介しよう。

CEATECで開催。「シンガポールと始めたIoTの旅」

10月5日に日本最大級のIoT見本市CEATEC JAPANで開催されたセミナー「シンガポールと始めたIoTの旅」では、シンガポール製造業のインダストリー4.0導入へ向けた最新状況が発表された。EDBの日本事務所長チュア・センタット氏の発表によると、既に過去2年間に25社のグローバル企業が、次世代製造技術への投資を行っている。その中にはヤマザキマザックやパナソニック、牧野フライスアジアなど、多くの日本企業が含まれている状況だ。こうした背景には、EDBにおけるパートナー企業との環境づくりが大きな影響を与えている。パートナー企業であるボストンコンサルティンググループの発表では、シンガポールでアジア初となるオペレーション・イノベーション・センター(ICO)の開設が発表された。このセンターは、企業のインダストリー4.0導入を促進するためのもので、人材育成を中心とした「インダストリー4.0アクセラレーター」プログラムがEDBと共に実施される。一方、シーメンスの発表では、EDBの支援によって「デジタライゼーション・ハブ」の開設が明らかになった。このハブは、都市インフラや、製造業、医療などの分野におけるデジタル技術の開発拠点となるもので、インダストリー4.0を導入したい企業に最適なシステムを提供するためのものである。

アクセンチュアとの共催セミナー「化学工業のデジタリゼーション講演会」

一方、11月8日にEDBとアクセンチュアの共催により行われた「化学工業のデジタリゼーション講演会」では、冒頭、野村総合研究所の発表が行われた。日本の化学産業全体の現状と課題が浮き彫りにされた。従来型の製品のみを提供するビジネスモデルから、顧客の課題を解決するソリューション型ビジネスモデルへの変革が求められている。それを受け、EDBの副次官リム・スウィニェン氏の発表では、アジアのグローバルハブとしての役割を果たすシンガポールの化学産業の状況と、次世代製造技術への最新状況が発表された。シンガポールの化学産業は、製造業全体の約30%を占めるが、更なる成長を果たすために次世代製造技術への投資が盛んにおこなわれている。例えばデンカや住友化学、シェブロン・オロナイト、Shellなどは、プラント工場の管理やメンテナンス、サプライチェーンの管理にIoTを導入し効率化に向けて動き出している。こうしたシンガポールの石油化学産業の多数のIoTプロジェクトに関わってきた存在がアクセンチュアだ。アクセンチュアの発表では、EDBの協力のもと、IoTセンターを開設し、化学工業のデジタル化に向けて動き出している。このIoTセンターの役割は、デジタル技術を導入することで、サプライチェーンからオペレーション、設備、労働力、顧客対応などビジネスのパフォーマンスを向上させていくものだ。例えば住友化学はアクセンチュアとの提携により、IoTをプラント工場に導入し、稼働率の向上や、グローバルサプライチェーンの効率化、エネルギーリソースの最適化などを行っている。

シンガポールの今を見ればインダストリー4.0の最先端がわかる

製造業の競争力を高め、成長を促す次世代製造技術。しかし導入には課題も存在する。それが、技術力や製造プロセス、人材などが、各業界、企業ごとにバラバラであることだ。シンガポールの製造業はエレクトロニクスから、石油化学、航空宇宙、医療まで多岐に及ぶ。導入には個々の状況に最適化される必要がある。今回ご紹介したEDBとそのパートナー企業たちが提供するサービスは、まさにこの課題を解決する処方箋ともなる取り組みだと言えよう。

主力産業一覧

主力産業一覧
  • 「未来の航空宇宙都市」と呼ばれるシンガポールは、130社を超える航空宇宙業界の企業を擁し、アジア最大級で最も多様なエコシステムを誇ります。一流企業や宇宙産業スタートアップ企業をはじめとして成長を続ける企業が拠点を置いています。

詳細を見る

  • シンガポールは、アジア市場への玄関口であり、世界トップクラスの消費者向け企業の多くが、環太平洋の拠点としてシンガポールを活用しています。

詳細を見る

  • シンガポールは、東西のクリエイティブカルチャーが交差する場所であり、拡大を続けるこの地域の消費者基盤へ向けて開かれた扉でもあります。世界的ブランドが、地域統括会社を構えており、トップクラスのクリエイティブな企業がシンガポールを拠点としています。

詳細を見る

  • 今日、主要なガジェットにはシンガポール製の部品が使用されています。エレクトロニクス産業の一流企業は、シンガポールで未来を設計しています。

詳細を見る

  • 精製、オレフィン製造、化学製品製造、ビジネスと革新力が強力に融合するシンガポールは、世界最先端のエネルギーと化学産業のハブに数えられています。100社を超えるグローバル化学企業が主要な事業を当地に構えています。

詳細を見る

  • アジアのデジタルの中心都市として、シンガポールは情報通信技術 (ICT) 企業が選ぶ拠点となっています。世界クラスのインフラ、人材、活気のあるパートナーのエコシステムを提供しています。一流企業と連携して、最先端の技術とソリューションを開発し、シンガポールのビジョンであるスマートネーションと地域および世界の市場を支えています。

詳細を見る

  • アジアの流通のハブとして、当地域内外への世界クラスのコネクティビティを提供します。安全で効率的なロジスティクスと、サプライチェーン管理ハブとしての妥当性を以て、シンガポールは地域の境界を超えた取引と消費に貢献しています。

詳細を見る

  • シンガポールは、医療技術企業がこの地域で成長するための戦略的な拠点です。今日、多くの多国籍医療技術企業がシンガポールを拠点として、地域本社機能や製造、研究開発を行なっています。

詳細を見る

  • 資源豊かなアジアの中心に位置するシンガポールは、農産物、金属、鉱物のグローバルハブです。我が国のビジネス環境は、強力な金融、サプライチェーン管理、技術力を以て、世界をリードする企業を引き付けています。

詳細を見る

  • シンガポールは、アジアでも主要な石油 ・ ガス (O&G) 装置とサービスのハブであり、3,000社を超える海洋・オフショアエンジニアリング (M&OE) の会社があります。世界クラスの機能と優れたコネクティビティは、アジアの強力な成長の可能性に着目する多くの企業をシンガポールに誘引しています。

詳細を見る

  • シンガポールが有する優れた人材、強い生産能力、研究開発のエコシステムは、製薬やバイオテクノロジー企業を誘引しています。企業はシンガポールから世界中の人々に薬を提供し、アジア市場の成長を担っています。

詳細を見る

  • シンガポールの洗練された精密工学(PE)の能力と先進の製造技術で主要分野である高度な製造な地域ハブとしての強みを反映しています。

詳細を見る

  • シンガポールは、プロフェッショナル・サービス企業に最適なハブであり、国際的な労働力と信頼できる規制と枠組みを提供します。

詳細を見る

  • アジアは世界的な都市化のメガトレンドの中心であり、人口集中や公害、環境悪化などの都市問題の軽減を目指して、各国政府はスマートで持続可能なソリューションの開発を推進しています。大企業のいくつかはシンガポールを拠点として、アジアのために持続可能なソリューションを商業化すべく、革新、試行、連携を進めています。

詳細を見る