2013年に操業を開始したジュロン島工場は現在年間10万トンの生産能力を有していますが、これを2019年1月までに年間13万トンに増強することで、同社グループにとって世界最大のS-SBR生産拠点とする計画です。
シンガポール経済開発庁(EDB)のダミアン・チャン(Damian Chan)エネルギー・化学産業担当局長は、S-SBR生産能力を増強するという今回の決定は、アジアへの戦略的玄関口としてシンガポールの重要性が高く評価されていることを示していると述べています。
また「急速な都市化と中産階級の増加が高性能ソリューションの需要を押し上げています。シンガポールは技術力の高い人材や優れたアクセス性、また物流の利便性を通した成長市場とのつながりをベースに、企業がこれらの需要を満たす手助けをし、シンガポールで先進製造を行うために提携をしていきたいと考えています」と語りました。