これを実現したのが、シンガポール南洋理工大学(NTU)と、世界的な自動車半導体サプライヤーのNXPセミコンダクターズ(オランダ)による、より安全で効率的な道路交通技術を開発するための新たな共同事業です。この新事業にはパナソニック、シンガポール・テクノロジーズ・キネティクス、アメリカの多国籍ソフトウェア会社レッドハットを含む12社が参加。それぞれの専門分野を融合させ、信号機や渋滞課金などの交通インフラのさまざまな要素と車両がシームレスに対話可能なシステムを構築します。
同社グローバルテクノロジーイノベーション上席副社長のワン・ハイ(Wang Hai)氏は、無人車両を含むシンガポールの持続可能な輸送システムのビジョンを実現する上で、この提携は重要なステップだと述べ、「シンガポールは典型的な近代都市であり、よく管理されていますが、過密都市ならではの混乱も多く生じています。弊社のあらゆる知識によって、効率向上やコスト削減だけでなく、人命を救い、世界に貢献できるよう願っています」と語りました。