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シンガポールの投資動向2018 イノベーション創出へ向けた5つの重点分野を発表

SINGAPORE INVESTMENT DATA

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経済成長の柱をイノベーション主導型に舵を切ったシンガポール。そのシンガポールの最新の投資動向「YEAR-IN-REVIEW 2018」が発表された。この投資データは毎年シンガポール経済開発庁(以下 EDB)が発表するもので、2018年の投資コミットメントから現在の経済動向と、将来に向けた経済成長の方向性を示している。また、今回のレポートでは2019年度に向けた、投資の5大重点分野も発表された。イノベーション主導型経済へ向け加速するシンガポールの最新動向をご紹介しよう。

2018年度も予測を上回る投資コミットメントを達成

シンガポールの2018年における企業の投資状況は、すべての指標において予想通り、もしくは予想を上回るコミットメントを達成している。設備投資を示す固定資産投資額(FAI)では、予想を上回る109億シンガポールドル(約8,830億円)に上った。また、人件費やオフィスなどの賃料を含む、企業の営業支出分を示す年間事業支出総額(TBE)は予想通り、62億シンガポールドル(約5,070億円)に上っている。さらに、企業の利益や賃金などをふくむ、企業の直接貢献度、付加価値創出額(VA)は、136億シンガポールドル(約1兆1,120億円)に上る。そして雇用では、17,400件の雇用を創出した。

研究開発と情報通信の投資シェアが拡大

グラフが示す通り、前年度同等、もしくはそれを上回る投資状況だが、その内訳をみてみると、企業はシンガポールを製造拠点としてだけではなく、イノベーション創出拠点として捉えていることがわかる。もっとも特徴的なのが、2017年度に比べ、2018年度はハード面とソフト面共に、R&Dと、情報通信の分野の投資が大きく拡大していることだ。例えば、固定資産投資額(FAI)ではR&Dが7.5%から14.5%に、情報通信分野は、5%から18.4%に拡大している。また、年間事業支出総額(TBE)では、R&Dが15.4%から21%でトップシェアに、また情報通信分野では、16.3%から18.3%にシェアを伸ばしている。また固定資産投資額(FAI)では、エレクトロニクスの分野が引き続き1位で、全体の28.4%のシェアを誇っている。この結果からみてとれるように、企業はシンガポールを研究開発・イノベーション創出の拠点として、また製造拠点として捉えており、これはシンガポールの総合的な強みを反映していると言える。

イノベーション創出のため5つの重点分野に投資

本レポートでは、2019年度の投資動向についても発表している。2019年は、需要の鈍化や世界的な不確実性により成長が鈍化すると予想されるが、EDBは、2018年度の水準で推移すると予想している。2019年度は5つの優先重要分野にフォーカスして、シンガポールから更なる新規事業と雇用機会を拡大することを目指している。その5つの優先重要分野の第一が、ASEANのグローバルプラットフォームとしての役割の強化だ。シンガポールをハブとして、グローバル企業とシンガポール企業の両方のビジネスが成長する投資環境を整える。第二が、デジタルへの接続性の強化や、人材育成である。人材育成においては、ASEANの多様性に対応するため、グローバルイノベーターズアカデミーを通じて社員の育成を整える。そして第三が、製造業のインダストリー4.0導入を推し進め、デジタルハブを目指すことだ。さらに第四に、シンガポールがイノベーション主導型経済に移行する一貫として、企業と高等教育機関との連携によるラボを設立し、シンガポールでの実証実験や開発能力の強化をサポートする。そして最後の五つ目が、新たな産業クラスターのためのエコシステムの確立だ。例えば、スマートモビリティの実現のため、人工知能や都市調査、保険などモビリティバリューチェーン全体にわたる投資を計画する。

 

新たな成長分野へ向けた更なる企業支援も

こうしたイニシアチブによって、シンガポールは着実にイノベーション主導型経済に移行し、企業の生産性を高め、新たなビジネスを生み出し、競争力を強化し続けている。EDBの長官BEH SWAN GIN博士は、シンガポールの2019年度の投資状況について次のように述べている。「世界のビジネスをとりまく環境には大きな不確実性があり、世界経済の成長は軟化の兆しが見られます。しかし、シンガポールにおける投資コミットメントの水準は、2019年も回復力を維持する可能性が高いです」。また、企業の支援におけるEDBの役割については、「EDBは、ASEANにおける重要な集結点として、シンガポールの地位を引き続き強化します。そして、企業のデジタル技術を導入したイノベーション創出を助け、新たなビジネスと雇用を創出する成長分野に支援を行なっていきます」と語っている。

主力産業一覧

主力産業一覧
  • 「未来の航空宇宙都市」と呼ばれるシンガポールは、130社を超える航空宇宙業界の企業を擁し、アジア最大級で最も多様なエコシステムを誇ります。一流企業や宇宙産業スタートアップ企業をはじめとして成長を続ける企業が拠点を置いています。

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  • シンガポールは、アジア市場への玄関口であり、世界トップクラスの消費者向け企業の多くが、環太平洋の拠点としてシンガポールを活用しています。

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  • シンガポールは、東西のクリエイティブカルチャーが交差する場所であり、拡大を続けるこの地域の消費者基盤へ向けて開かれた扉でもあります。世界的ブランドが、地域統括会社を構えており、トップクラスのクリエイティブな企業がシンガポールを拠点としています。

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  • 今日、主要なガジェットにはシンガポール製の部品が使用されています。エレクトロニクス産業の一流企業は、シンガポールで未来を設計しています。

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  • 精製、オレフィン製造、化学製品製造、ビジネスと革新力が強力に融合するシンガポールは、世界最先端のエネルギーと化学産業のハブに数えられています。100社を超えるグローバル化学企業が主要な事業を当地に構えています。

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  • アジアのデジタルの中心都市として、シンガポールは情報通信技術 (ICT) 企業が選ぶ拠点となっています。世界クラスのインフラ、人材、活気のあるパートナーのエコシステムを提供しています。一流企業と連携して、最先端の技術とソリューションを開発し、シンガポールのビジョンであるスマートネーションと地域および世界の市場を支えています。

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  • アジアの流通のハブとして、当地域内外への世界クラスのコネクティビティを提供します。安全で効率的なロジスティクスと、サプライチェーン管理ハブとしての妥当性を以て、シンガポールは地域の境界を超えた取引と消費に貢献しています。

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  • シンガポールは、医療技術企業がこの地域で成長するための戦略的な拠点です。今日、多くの多国籍医療技術企業がシンガポールを拠点として、地域本社機能や製造、研究開発を行なっています。

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  • 資源豊かなアジアの中心に位置するシンガポールは、農産物、金属、鉱物のグローバルハブです。我が国のビジネス環境は、強力な金融、サプライチェーン管理、技術力を以て、世界をリードする企業を引き付けています。

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  • シンガポールは、アジアでも主要な石油 ・ ガス (O&G) 装置とサービスのハブであり、3,000社を超える海洋・オフショアエンジニアリング (M&OE) の会社があります。世界クラスの機能と優れたコネクティビティは、アジアの強力な成長の可能性に着目する多くの企業をシンガポールに誘引しています。

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  • シンガポールが有する優れた人材、強い生産能力、研究開発のエコシステムは、製薬やバイオテクノロジー企業を誘引しています。企業はシンガポールから世界中の人々に薬を提供し、アジア市場の成長を担っています。

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  • シンガポールの洗練された精密工学(PE)の能力と先進の製造技術で主要分野である高度な製造な地域ハブとしての強みを反映しています。

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  • シンガポールは、プロフェッショナル・サービス企業に最適なハブであり、国際的な労働力と信頼できる規制と枠組みを提供します。

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  • アジアは世界的な都市化のメガトレンドの中心であり、人口集中や公害、環境悪化などの都市問題の軽減を目指して、各国政府はスマートで持続可能なソリューションの開発を推進しています。大企業のいくつかはシンガポールを拠点として、アジアのために持続可能なソリューションを商業化すべく、革新、試行、連携を進めています。

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