Press Release
15 February 2023
シンガポール経済開発庁(EDB)は、2023年1月-6月期の製造業景況感を発表。工業製品の需要鈍化から悪化傾向である反面、輸送エンジニアリングは好調な景況感が見込まれています。
2023/02/15
以下は、EDBの英文リリース原文の一部を抄訳したものです。
2023年1月‐6月期景況感
製造業の景況感では、業種別で見ると輸送エンジニアリングにおいて引き続き好調な景況感が見込まれる結果となった。一方で、サプライチェーンの課題や事業コストの圧迫が続き、工業製品の需要が鈍化していることから、業況の改善を予測した企業は6%にとどまり、31%が悪化を予測している。全体的には、2023年1月から6月までの正味加重残高指数1では、製造業における25%の企業が2022年第4四半期(10~12月)に比べて悪化傾向を示している。
業種別は以下の通り:
1月‐3月期生産高予測(10月‐12月期比)
輸送エンジニアリング、化学、一般製造業以外の部門が2022年第4四半期比で減産を予測しており、全体ではマイナス13%の減産予測となった。
業種別は以下の通り:
英文リリースはこちらからダウンロードしていただけます:
https://www.edb.gov.sg/en/about-edb/media-releases-publications/business-expectations.html
1 調査対象417社の内、90%が回答。指数は、直前四半期の実際の業績と比較した向こう半年の業況対する回答、「改善する」「変わらない」「悪化する」の加重割合の差で、プラスは改善傾向、マイナスは悪化傾向を示す。
シンガポール経済開発庁(EDB)とは
EDBは1961年に設立された貿易産業省傘下の政府機関で、シンガポールの産業育成、投資誘致を担っています。「外資系企業誘致のワンストップセンター」として、海外20カ所以上に事務所を持ち、外国企業に投資先としてのシンガポールの情報を提供するだけでなく、世界の経済、技術、市場動向を把握することで、シンガポールで競争力を発揮する産業や分野を育成するための経済戦略を立案しています。日本には、東京に事務所を構え、日本企業のシンガポール投資をサポートしています。
Press Release
15 February 2023