Press Release
8 November 2022
シンガポール経済開発庁(EDB)は、2022 年 10 月‐2023 年 3月期の製造業景況感を発表。コストの上昇や経済環境の悪化により、製造業の景況感は引き続き消極的な状況が続いている。
2023/11/08
以下は、EDBの英文リリース原文の一部を抄訳したものです。
2022年10月‐2023年3月期景況感
製造業の景況感は引き続き消極的な状況が続いている。ロシアとウクライナの紛争や中国における新型コロナウイルス対策などを背景に、企業がサプライチェーンの課題や事業コストの上昇に直面していることに加え、経済環境の悪化が需要を圧迫していることがその要因となっている。業況が改善すると予想した企業は8%にとどまり、28%が悪化を予想している。全体的には、2022年10月から2023年3月までの正味加重残高指数1は、2022年第3四半期(7~9月)に比べて悪化傾向を示している。
業種別は以下の通り:
10月‐12月期生産高予測(7月‐9月期比)
輸送エンジニアリングと一般製造業は前期比で増産が予測されるものの、その他の部門は減産予測で、全体ではマイナス17%の予測となった。
業種別は以下の通り:
英文リリースはこちらからご覧いただけます:
https://www.edb.gov.sg/en/about-edb/media-releases-publications/business-expectations.html
1 調査対象417社の内、90%が回答。指数は、直前四半期の実際の業績と比較した向こう半年の業況対する回答、「改善する」「変わらない」「悪化する」の加重割合の差で、プラスは改善傾向、マイナスは悪化傾向を示す。
シンガポール経済開発庁(EDB)とは
EDBは1961年に設立された貿易産業省傘下の政府機関で、シンガポールの産業育成、投資誘致を担っています。「外資系企業誘致のワンストップセンター」として、海外20カ所以上に事務所を持ち、外国企業に投資先としてのシンガポールの情報を提供するだけでなく、世界の経済、技術、市場動向を把握することで、シンガポールで競争力を持ちえる産業や分野を育成するための経済戦略を立案しています。日本には、東京に事務所を構え、日本企業のシンガポール投資をサポートしています。
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8 November 2022