プレスリリース
2025年02月10日
以下は、貿易産業省の2024年11月21日付け英文<a class="external-link" href="https://www.mti.gov.sg/Newsroom/Press-Releases/2024/11/New-Managing-Director-at-the-Singapore-Economic-Development-Board" target="_blank">リリース原文</a>を元にしています。
貿易産業省(MTI)は、ジャーメイン・ロイ(現リー・シェンロン上級相首席秘書官)が、2025年1月1日付でシンガポール経済開発庁(EDB)次官内定者に任命され、同年3月1日付で次官に就任することを発表しました。同氏は、3月1日をもって次官を退任するジャクリーン・ポーの後任となります。なお、ポーは同日付で貿易産業省に異動し、次官(産業政策担当)に就任予定です。また、ロイは同日付でEDB取締役会メンバーにも任命されます
ジャーメイン・ロイ(黎佳明)
ジャーメイン・ロイは2021年4月に首相府(PMO)に入府し、リー・シェンロン上級相(前首相)の首席秘書官を務めてきました。PMO入府以前は、2017年8月から2021年3月まで国家開発省戦略計画課の上級部長として、シンガポールの土地利用ニーズに関する計画や政策を統括しました。また、保健省および貿易産業省においてさまざまな役職を歴任し、現在はシンガポール海事港湾庁理事会の取締役も務めています。
ジャクリーン・ポー(傅美晶)
ジャクリーン・ポーは2021年10月4日にEDB次官に就任しました。EDBに入庁する前は、首相府戦略グループ次官を務めました。それ以前にはシンガポール政府技術庁 (GovTech)の初代長官や旧情報通信開発庁(IDA)次官の職責を担い、人材開発省、財務省、国防省においても要職を歴任しました。
EDB次官としての3年間の任期中、新型コロナウィルス(COVID-19)のパンデミックからシンガポール経済が回復しつつあった時期に、EDBを率いて確固たる投資誘致を成し遂げました。特に2022年には、テクノロジーの創造的破壊、世界各国で進展する税制改革、政学的な不確実性などグローバルな事業環境が厳しい状況下において、目標を上回る記録的な投資誘致実績を達成しました。ポーのリーダーシップの下、EDBはパートナー機関と緊密に連携し、デジタルエコノミー、人工知能(AI)、精密医療、サステナビリティ、イノベーション、リーダーシップ開発などの重要分野を発展させました。また、国際ビジネスの主要な場においてシンガポールの存在感を高め、特にテクノロジーやスタートアップの分野で、主要産業・企業のグローバルリーダーとEDBとの関係を一層深めました。
MTIのベー・スワンジン事務次官は、次のように述べています。「MTIを代表し、ジャクリーンがEDBにもたらした計り知れない貢献に感謝の意を表します。彼女の尽力により、シンガポールはビジネス、イノベーション、人材の世界的中心地としての地位を高めました。ジャクリーンをMTIに迎え、ともに働けることを楽しみにしています。また、ジャーメインのビジョン、情熱、コミットメントによって、EDBの戦略がさらに推進され、シンガポールの経済競争力が一層強化されることを大いに期待しています」
シンガポール経済開発庁(EDB)とは
EDBは1961年に設立された貿易産業省傘下の政府機関で、シンガポールの産業育成、投資誘致を担っています。「外資系企業誘致のワンストップセンター」として、海外20カ所以上に事務所を持ち、外国企業に投資先としてのシンガポールの情報を提供するだけでなく、世界の経済、技術、市場動向を把握することで、シンガポールで競争力を持ちえる産業や分野を育成するための経済戦略を立案しています。日本では、東京に事務所を構え、日本企業のシンガポール投資をサポートしています。
プレスリリース
2025年02月10日