2万平方メートルの広さを誇る新施設は同社世界12番目の濃縮液工場であり、アジア全域市場向けとしては同社初めての工場となります。パキスタン、インド、中国の3か所でも製造を行っていますが、これらはいずれも国内市場向けの工場です。
またこの新工場はシンガポール初の飲料大手の濃縮液工場となり、ジュロン島に位置するこの工場では、ペプシ、セブンアップ、マウンテンデュー、さらには同社傘下のゲータレードやトロピカーナなどの非炭酸飲料ブランド向けに飲料濃縮液を製造します。
ペプシコ・アジア太平洋地域社長のアデル・ガラス(Adel Garas)氏によると、同社アジア地域のボトリング企業はこれまでアイルランドから濃縮液を輸入していましたが、シンガポール工場設立により、コスト削減と物流効率の向上を期待できます。