このシンガポール地域拠点には、ベーキング、食品フレーバリング、人の健康と栄養、家畜ケア、バイオテクノロジーなどの複数チームが集結し、域内において先進酵母アプリケーションを始めとする様々なビジネスラインを確立させ、地域に特化したビジネスソリューションの共同エンジニアリングを強化します。開所イベントでは同社の幅広い機能が紹介されました。
1平方キロの広さを誇る同施設には世界最大規模のルサッフル・ベーキングセンター™と料理センターが収容され、食の嗜好や栄養に対するニーズが急速に進化するアジア地域消費者向けの共同イノベーションスペースとして活用されています。2つのセンターはそれぞれパン製造と料理の分野に専念して取り組み、アジア太平洋地域の文化的習慣やトレンドへの適応・対応を促進します。
ボール氏は「地域の中心にて食品、バイオテクノロジー、人・家畜ケアなどの分野にて重要な役割を担っていることが、当社のシンガポールへの投資の妥当性を十分に示しています。当社はファミリー企業グループとしてフランスに本社を置き、40年以上にわたりアジア太平洋地域で活動を行っています。この地域の顧客により良いサービスを提供するため、シンガポールの新拠点に特に注力しています」と語りました。
シンガポール拠点では、アジアの幅広い地域それぞれのニーズへ対応するため、同社と地域の顧客が提携して取り組んでいき、400万SGD(3億1,600万円)を投じたこのプロジェクトにより、2018年までに75以上の職が創出される見込みです。
アジア太平洋担当マネージングディレクターのヨルゲン・ルンドガード(Joergen Lundgaard)氏は「将来を見据えた高品質な食品原料グローバル拠点としてシンガポールが持つ高い能力が、ここシンガポールにアジア太平洋拠点を設立する大きな決定要素となりました。当社は今後もシンガポールとアジア地域の人材、プロセス能力、革新技術に投資し、この重要な地域の堅調な成長をサポートしていきます」と語りました。
1シンガポールドル(SGD)=79円、1米ドル(USD)=109円(6月9日現在)