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米国インターネット検索最大手のGoogleは、2018年8月1日、東南アジアにおける急速なユーザー増加に対応するためにシンガポールに3つ目のデータセンターを建設することを発表しました。同社のシンガポールにおけるデータセンターへの長期的投資額は8億5,000万USD（943億5,000万円）にのぼります。
2018/10/22
同社の広報担当者は、今回のセンター新設に伴い、追加で3億5,000万USD(388億5,000万円)をシンガポールに投じるとビジネスタイムズ紙に語っています。同社は、ジュロン・ウエストにある最初の2つのデータセンターのほど近くにある3つ目のセンターの建設を開始したことをブログ記事で発表しました。2020年に稼働予定の3つ目のデータセンターは、先の2つのデータセンターを合わせた規模の土地に建設されると述べています。
ブログ記事にて最新のデータセンターが創出する新たな雇用数は言及していませんが、同社広報担当者は「弊社求人サイトに求人を掲載し、積極的に雇用している」と述べました。現在シンガポールで1,000名以上の従業員を雇用している同社は、さらにデータセンター技術者、データセンター設計のプログラム管理者、ハードウェア運用のサイトディレクターなどの求人を展開しています。
同社は2011年にシンガポールに東南アジア初のデータセンターの建設を開始し、2015年に2つ目のデータセンターの運用を開始しました。また、消費者サービスへの注力に加えて、昨年、企業顧客などにサービスを提供するGoogleクラウドプラットフォームリージョンを開設しました。
同社グローバルデータセンター部門バイスプレジデントのジョー・カヴァ(Joe Kava)氏は「ペースはいまだ衰えていません。前回のアップデート以降、3年間で東南アジアにおいて7,000万人以上がインターネット接続を開始し、域内のインターネット人口は3億3,000万人を突破しました。これはアメリカの総人口をも上回る数字です」とGooglegramで発信しています。さらに、シンガポール航空、配車サービススタートアップのGo-Jek、物流会社Ninja Van、旅行検索エンジンWegoを例に挙げ、「ビジネスのオンライン化が加速しており、Googleクラウドプラットフォーム(GCP)サービスの需要が急速に伸びています」とも述べています。また、完成予定図を掲載して「アジアで最も効率的で環境にやさしい施設のひとつ」とコメント。同センターでは機械学習を利用してエネルギー使用量を削減するほか、再生水を使用するとともに、廃棄物をすべて再利用する予定です。
出典: シンガポールプレスホールディングス(SPH)
1米ドル（USD）=111円（2018年9月12日現在）
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