シンガポールの国際物流ハブとしての地位を強化することを目指す同マップは、業務の効率化、変革の主導、そして業界における人材と企業の要を築くことを目的としています。
同大臣は、物流の変革により2020年までに83億SGD(6,640億円)の付加価値の増加が見込まれるとともに、専門職、管理職、幹部社員、技術職として2,000人の雇用が創出されることになると述べています。また、物流業界は経済の要であり、世界的なトレンドに支えられて成長軌道に乗り続けることが期待されているとコメントしました。
トゥアス(Tuas)にて行われたJTC(ジュロン・タウン公社)ロジスティクス・ハブ@グル(JTC Logistics Hub @ Gul)の開所式で、同大臣は「物流業界変革マップは、生産性向上と革新を通じて業界に変革をもたらし成長を促すため企業の取り組みを支援し、また人材育成を通じてシンガポールの要を育てることを目指しています」と語りました。
また、業界の変革に伴いより多くのスキルが求められ、専門職の新たな役割が生まれるため、労働者にとって刺激的な機会が創出されるであろうとコメントし2017年半ばまでに政府としてキャリアパス、職務、スキル、賃金に関して個人および企業の指針となる物流スキルフレームワークを構築すると述べました。
1シンガポールドル(SGD)=80円