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先進製造業記念式典を開催

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シンガポールエキスポにて、2017年4月4日、マニュファクチャリング・テクノロジー・アジア(MTA)のオープニングセレモニーと併せて先進製造業記念式典が行われました。

写真提供:EDB

式典には、シンガポールにおいて戦略的な先進製造投資を行っている幅広い主要産業のリーディング企業25社が集結しました。これらはシンガポールに定着している重要な先進製造投資企業であり、シンガポールと提携して製造業の物語の新たな章を紡ぐ、次の業界リーダーが一堂に会しました。

式典は主賓の通商産業省シム・アン(Sim Ann)上級国務相によって進められました。開会の辞において同上級国務相は、政府は先進製造技術への投資とシンガポールの企業へのサポートに全力で取り組んでいると述べ、「先進的製造技術は経済、企業、国民に非常に大きなチャンスをもたらします。政府は、産業界、高等教育機関、業界団体などの主要な出資者と密に連携し、世界的に競争力のある製造業セクターを構築し、維持していく考えです。MTAなどのイベントは主要な投資家が意見交換を行い、産業界における先進製造業の活動を推進するためにどのようなことができるかを話し合うことができる有意義で重要な場となります」と語りました。

シンガポール経済開発庁(EDB)のリム・コックキアン(Lim Kok Kiang)副次官は「先進的製造技術の出現により、世界的に競争力のある製造業を維持・強化するチャンスがシンガポールにもたらされました。これはシンガポールが取るべき重要な次のステップであり先進製造業への投資により早期成功を収められたことを嬉しく思っております。EDBは今後も企業と連携してビジネス変革を支援し、先進製造業においてシンガポール人が素晴らしい雇用を獲得するために必要なスキルの訓練を行っていきます」と述べました。

MTA2017は、4月4日から7日まで開催され、26か国以上から301社が参加しました。このイベントは、ビジネスリーダーが集結し、事業への先進的製造技術導入に関する新たな洞察やアイデアが得られる場となることを目指しています。

未来経済委員会(CFE)は、シンガポール経済が変化に迅速に対応し将来性を確保する上で、先進製造業は重要な6つの成長分野の1つであると見なしています。製造業は現在、シンガポールの国内総生産の約20%、総雇用の14%を占めています。

式典に参加したリーディング企業は、次のような先進的製造活動を行っています。

住友化学

住友化学アジアは同社初のIoTプロジェクトをシンガポールで立ち上げました。これにより工場のデジタル化を推進し、設備の予知保全や現場作業者のスマートデバイスの使用を促進することで、作業効率の向上、工場稼働率の向上、エネルギー変換効率の最適化を目指しています。また同社グループのグローバルサプライチェーン情報管理の可視化と高度化を図るため、デジタルプラットフォームを構築予定です。

 

マキノ

マキノアジアはIoT と自動化を導入した未来の「スマートファクトリー」を建設し、先進製造への変革を行っています。また人材変革プロジェクトを立ち上げ、新しい高度製造技術を活用するために必要なスキルを身に着けるよう社員の育成を行っています。

Meibanグループ

MeibanグループはiSmart Factoryプロジェクトを通し、ロボット工学、オートメーション、スマートファクトリーソフトウェアの試験ソリューションに約1,000~1,200万SGD(7億9,000万~9億4,800万円)を投資する計画です。これによりシンガポールでの生産性20~30%向上を見込むとともに、地域全体のグループ工場へのソリューション展開を目指します。

 

横河電機

横河エンジニアリングアジアは、2016年第1四半期に、同社初の共同イノベーションセンターをシンガポールに開設しました。同センターは顧客と協力して新しい業界ソリューションの開発に注力し、ビッグデータ処理や総合情報技術・操作技術の分析により次世代の産業用自動化プロセス性能と操作技術を高めてプラントの予測可能性を向上させ、メンテナンスコストと運用経費の削減に貢献します。

インフィニオンテクノロジーズ

インフィニオンは今後5年間で1億520万SGD(83億1,080万円)を投資してシンガポールの同社製造施設にスマートファクトリーを建設します。これは「スマート・エンタープライズ・プログラム」の一環で、同社のシンガポールでの生産はリアルタイムで他の製造施設とリンクされ、組立ラインの自動化をさらに進め、スケジューリングやディスパッチングの自動化された意思決定、高度なプロセス制御、ロボットアームを使用したテストボードの管理、材料を運ぶ自動誘導車両などの新技術により生産性を拡大します。

シーメンス

シーメンスは、制御・オートメーション産業向けのその種では初めてとなる、シーメンスZerOne.DesIgn™を立ち上げました。先進製造分野でのビジョンを達成し、東南アジアの企業にコンサルティングサービスと技術的な専門知識を提供して、製造プロセスの最適化、資産や機械のデジタル化の促進を目指しています。

 

1シンガポールドル(SGD)=79円、1米ドル(USD)=109円(6月9日現在)

出典:EDB英文ウェブサイトニュースより抜粋

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  • シンガポールは、プロフェッショナル・サービス企業に最適なハブであり、国際的な労働力と信頼できる規制と枠組みを提供します。

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