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シンガポール経済開発庁、「シンガポールスマートインダストリー準備指標」を発表

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シンガポール経済開発庁(EDB)は、世界的な試験・検査・認定および研修を実施する企業である独テュフズード社と提携し、企業がインダストリー4.0活用を体系的かつ包括的支援する世界初のツール「シンガポール スマートインダストリー準備指標」 を発表しました。

インダストリー4.0の変革に乗り出す企業を支援する世界初の指標に

同指標は、あらゆる規模の業界や企業が、インダストリー4.0の概念をより深く理解し、企業施設の現状を評価し、包括的な変革ロードマップを構築し、さらに具体的かつ持続的なビジネス価値を提供する際の診断ツールとして役立つものです。

EDBのリム・コックキアン(Lim Kok Kiang)副次官(産業グループ、エンジニアリング担当)は「シンガポールの製造業の競争力を強化する取り組みの一環として、この指標は、インダストリー4.0に参加し、利益を得るための共通の枠組みをあらゆる企業に提供します」と述べています。

また、「現状多くの企業が、テクノロジーばかりを優先しがちです。しかし、この指標をもとに、テクノロジーと併せて人とプロセスについて考えることで、今後企業はインダストリー4.0の可能性を最大限に引き出すことができるのです」と続けています。

テュフズード会長のアクセル・シュテプケン(Axel Stepken)工学博士は、同指標について、世界で初めての産業界に向けたものだと述べ、「この指標は製造業に対し、インダストリー4.0が意味することや、企業がどのように自身の変革を推進していくべきかについての明確な方向付けを行っています。国家規模での産業変革のために政府によって開発された世界初のインダストリー4.0ツールであり、インダストリー4.0およびその他のグローバルな製造イニシアチブと強く連携しているため、将来的な製造業のグローバルスタンダードとなり得るものです」とコメントしています。

同指標は、RAMI 4.0フレームワークを参考に作成され、21人の学識者や業界の専門家からなる諮問会議によって検証されました。技術的な厳密さと使いやすさの両立のため、シンガポールの中小企業と多国籍企業の双方によって検証されており、シンガポール政府機関の支援も受けています。

食品製造を行う中小企業People Bee Hoon役員のデスモンド・ゴー(Desmond Goh)氏は、同指標について「インダストリー4.0という用語は数年前に生み出されたものの、多くの製造企業、特に中小企業は対応できていませんでした。この指標は、こういった新しいコンセプトを学ぶだけでなく施設にも適用できるように、規模の大小に関わらずあらゆる製造企業に役立つような、わかりやすく現実的な参考フレームワークになっています」と語っています。

写真提供:EDB

指標:どんな要素も見落とさない

同指標は3層で構成されています。トップには、プロセス、テクノロジー、および組織というインダストリー4.0の3つの基本構成ブロックが置かれ、これらのブロックを支えるのは、焦点となる8つの柱です。柱は、16の評価指標にマッピングされ、いかなる組織においても考慮・検討すべき主な要素を表します。

同指標では、16個のそれぞれの評価指標について、企業が現在のプロセス、システム、および構造を1〜2日で評価できる評価マトリックスを提供しています。また、この評価マトリックスでは各指標値が企業に必要な中間ステップを示し、改善のためのステップごとのガイドともなります。

ロックウェル・オートメーションのアジア太平洋製造担当役員であるヨー・ピットウィー(Yeoh Pit Wee)氏は、同指標は企業が施設の包括的な評価を行うのに役立つとし、「多くの場合、企業は製造現場の自動化に過度に集中し、プロセス設計や従業員のコンピテンシーなど、同程度に重要なはずの分野への投資が不足する傾向があります。この指標は、すべてのインダストリー4.0施策の価値を最大限取り込むために、あらゆる要素を見落とさない対策として有効に機能します」と述べています。

また、ベクトン・ディッキンソン・シンガポールのプラントマネージャー、ハシム・ババ(Hashim Baba)氏は「この指標により、私たち製造チームは、何が上手く進んでいて、何に改善できる余地があるのかを吟味することができます。インダストリー4.0のビジョンと戦略を共有する良いプラットフォームであり、これをもとに複数年にわたる変革プロジェクトに思い切って取り組むことができます」と語りました。

出典:シンガポール経済開発庁(EDB)

主力産業一覧

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  • シンガポールは、アジア市場への玄関口であり、世界トップクラスの消費者向け企業の多くが、環太平洋の拠点としてシンガポールを活用しています。

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  • アジアの流通のハブとして、当地域内外への世界クラスのコネクティビティを提供します。安全で効率的なロジスティクスと、サプライチェーン管理ハブとしての妥当性を以て、シンガポールは地域の境界を超えた取引と消費に貢献しています。

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  • シンガポールは、医療技術企業がこの地域で成長するための戦略的な拠点です。今日、多くの多国籍医療技術企業がシンガポールを拠点として、地域本社機能や製造、研究開発を行なっています。

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  • 資源豊かなアジアの中心に位置するシンガポールは、農産物、金属、鉱物のグローバルハブです。我が国のビジネス環境は、強力な金融、サプライチェーン管理、技術力を以て、世界をリードする企業を引き付けています。

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  • シンガポールは、アジアでも主要な石油 ・ ガス (O&G) 装置とサービスのハブであり、3,000社を超える海洋・オフショアエンジニアリング (M&OE) の会社があります。世界クラスの機能と優れたコネクティビティは、アジアの強力な成長の可能性に着目する多くの企業をシンガポールに誘引しています。

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  • シンガポールが有する優れた人材、強い生産能力、研究開発のエコシステムは、製薬やバイオテクノロジー企業を誘引しています。企業はシンガポールから世界中の人々に薬を提供し、アジア市場の成長を担っています。

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  • シンガポールの洗練された精密工学(PE)の能力と先進の製造技術で主要分野である高度な製造な地域ハブとしての強みを反映しています。

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  • シンガポールは、プロフェッショナル・サービス企業に最適なハブであり、国際的な労働力と信頼できる規制と枠組みを提供します。

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  • アジアは世界的な都市化のメガトレンドの中心であり、人口集中や公害、環境悪化などの都市問題の軽減を目指して、各国政府はスマートで持続可能なソリューションの開発を推進しています。大企業のいくつかはシンガポールを拠点として、アジアのために持続可能なソリューションを商業化すべく、革新、試行、連携を進めています。

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