広さ2万平方メートルのテストセンターには降雨シミュレーターと洪水ゾーンもあり、異なる気象条件下でAVの走行性能をテストすることができます。試験コースの要所に360度対応の監視カメラ7台が設置されており、リアルタイムの映像を監視評価システムに配信します。同施設は、2017年8月に開設された自動走行車のテストセンター(CETRAN)の一部として、3,600万SGD(29億1,600万円)を投じて南洋理工大学(NTU)、陸上交通庁(LTA)、そしてJTCコーポレーションが共同開発しました。
開所式にてコー・ブンワン(Khaw Boon Wan)運輸大臣は、同施設は自律走行車の開発者が路上のさまざまなシナリオをシミュレーションして技術をテストすることができる「安全かつ柔軟に設定可能な」テスト環境を提供するものだと述べ、「乱暴な運転や、自転車やモバイル機器を使用している人など他の道路利用者がいる状況でのテストも行われる」と語りました。