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Brainstorm Design Conference 2018が3月に開催 デザインとビジネスの世界的なリーダーがシンガポールで革新をおこす

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ビジネスやデジタルの分野だけではなく、今やデザインの領域でも世界的なハブになりつつあるシンガポール。2003年に発足したデザインシンガポール・カウンシル(Dsg)以来、デザインが経済成長における重要な要素であるとして、国を挙げてデザイン戦略に取り組んできた。

写真提供:Design Shingapore Council

そんなシンガポールで、より重要性を増しつつある、ビジネスとデザインの結びつきを探るための新たなデザイン国際会議Brainstorm Design Conferenceが開催される。この会議は、シンガポールデザインウィークの開催期間中の2018年3月6日から8日で行われもので、シンガポール経済開発庁(EDB)のサポートのもと、Dsgと提携して開催される。また、タイム社の協力のもと、『フォーチュン』、『タイム』、『Wallpaper*』の3大雑誌ブランドと初の編集協力も行われる。

 

世界のビジネスとデザインのリーダーが集結。日本からは原研哉氏も

このBrainstorm Design Conferenceでは、フォーチュン500に名を連ねる企業から、50名以上のグローバルビジネスリーダーや、デザイナーが参加する。例えば、IBMやジョンソン&ジョンソン、ペプシコ、Airbnb、ヘザウィック・スタジオ、IDEOなどのデザイン会社が参加し、企業戦略の重要な要素としてデザインの持つ変革力について議論がなされる。日本からも参加者の一人として、日本デザインセンター社長の原研哉氏も出席予定だ。原研哉氏といえば、無印良品のアートディレクターとして、プロダクトから広告までトータルコミュニケーションを手掛ける日本を代表するグラフィックデザイナーの一人だ。無印良品は、今や全店舗の半数以上が海外店舗になるグローバルブランドとして、生活者の視点にたったプロダクトとそのデザインは、世界中で人気を集めている。その人気の鍵を握るデザインの力とはどのようなものなのだろうか。

無印良品の生活を豊かにするデザイン

そこには無印良品の製品を使うことによって、生活が豊かになり、より良い暮らしを実現できるといった徹底したこだわりと理念が存在する。もともと無印良品は大量消費社会のアンチテーゼとして生み出されたものだ。ありとあらゆるものが蔓延し、消費者の為ではなく、「売るため」の間違ったものづくりが行われていた中、使う人すなわち“生活者”というユーザー目線に立って生み出されたのが無印良品なのだ。そして、ユーザー自身の自由な使い方を可能にし、ユーザーが「くらしの形」を表現していくことができるというデザインが、無印良品の革新的な点なのである。このコンセプトは、無印良品のさまざまな表現に統一されており、食器や生活雑貨といった日用品から、無印の家づくりにまで貫かれている。

ちなみに無印良品は、今年7月にアセアン地域の旗艦店ともいえる「MUJI Plaza Singapura」がオープンしている。この旗艦店は、約1640平方メートルという東南アジアで最大の規模を誇り、カフェレストラン「Café&Meal MUJI」や、お客とのコミュニケーションスペース「Open MUJI」なども導入される。また、シンガポール初の試みとして、「Found MUJI」や「MUJI Labo」も行われている。「Found MUJI」とは、日用品や雑貨などを、生活や文化、習慣に合わせて少しだけ改良し提供するもの。一方、「MUJI Labo」は、無印良品が展開するアパレル商品で、こちらもより現地のライフスタイルに寄り添ったデザインが求められる。このシンガポールにある無印良品最大の店舗店は、大部分は地域性に立脚しながらも、無印良品の基本コンセプトを守り、さらには世界の窓口として機能してゆく予定だ。

 

ビジネスとデザインのハブとしてイノベーションを興す

日本からは、原研哉氏をはじめ、クリエイティブスタジオ株式会社サムライの佐藤可士和氏、上海を拠点とする高級家具メーカーステラー・ワークスのブランドを手掛ける堀雄一朗氏など、第一線で活躍する6名のデザイナー、ビジネスエグゼクティブが参加する。また、出席者たちは、インダストリアルデザインやプロダクトデザイン、建築や都市計画、グラフィックデザイン、ユーザーエクスペリエンス、モビリティと交通、ファッション、金融サービス、旅行やホスピタリティなど、さまざまな分野のグローバルリーダーが集結し、新たな未来を作るための画期的なブレインストーミングが行われる予定だ。シンガポールは、デザインとビジネスのグローバルな中心地として注目され、企業がより良い世界を築いていくためのイノベーション拠点となるだろう。

主力産業一覧

主力産業一覧
  • 「未来の航空宇宙都市」と呼ばれるシンガポールは、130社を超える航空宇宙業界の企業を擁し、アジア最大級で最も多様なエコシステムを誇ります。一流企業や宇宙産業スタートアップ企業をはじめとして成長を続ける企業が拠点を置いています。

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  • シンガポールは、アジア市場への玄関口であり、世界トップクラスの消費者向け企業の多くが、環太平洋の拠点としてシンガポールを活用しています。

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  • シンガポールは、東西のクリエイティブカルチャーが交差する場所であり、拡大を続けるこの地域の消費者基盤へ向けて開かれた扉でもあります。世界的ブランドが、地域統括会社を構えており、トップクラスのクリエイティブな企業がシンガポールを拠点としています。

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  • 今日、主要なガジェットにはシンガポール製の部品が使用されています。エレクトロニクス産業の一流企業は、シンガポールで未来を設計しています。

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  • 精製、オレフィン製造、化学製品製造、ビジネスと革新力が強力に融合するシンガポールは、世界最先端のエネルギーと化学産業のハブに数えられています。100社を超えるグローバル化学企業が主要な事業を当地に構えています。

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  • アジアのデジタルの中心都市として、シンガポールは情報通信技術 (ICT) 企業が選ぶ拠点となっています。世界クラスのインフラ、人材、活気のあるパートナーのエコシステムを提供しています。一流企業と連携して、最先端の技術とソリューションを開発し、シンガポールのビジョンであるスマートネーションと地域および世界の市場を支えています。

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  • アジアの流通のハブとして、当地域内外への世界クラスのコネクティビティを提供します。安全で効率的なロジスティクスと、サプライチェーン管理ハブとしての妥当性を以て、シンガポールは地域の境界を超えた取引と消費に貢献しています。

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  • シンガポールは、医療技術企業がこの地域で成長するための戦略的な拠点です。今日、多くの多国籍医療技術企業がシンガポールを拠点として、地域本社機能や製造、研究開発を行なっています。

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  • 資源豊かなアジアの中心に位置するシンガポールは、農産物、金属、鉱物のグローバルハブです。我が国のビジネス環境は、強力な金融、サプライチェーン管理、技術力を以て、世界をリードする企業を引き付けています。

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  • シンガポールは、アジアでも主要な石油 ・ ガス (O&G) 装置とサービスのハブであり、3,000社を超える海洋・オフショアエンジニアリング (M&OE) の会社があります。世界クラスの機能と優れたコネクティビティは、アジアの強力な成長の可能性に着目する多くの企業をシンガポールに誘引しています。

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  • シンガポールが有する優れた人材、強い生産能力、研究開発のエコシステムは、製薬やバイオテクノロジー企業を誘引しています。企業はシンガポールから世界中の人々に薬を提供し、アジア市場の成長を担っています。

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  • シンガポールの洗練された精密工学(PE)の能力と先進の製造技術で主要分野である高度な製造な地域ハブとしての強みを反映しています。

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  • シンガポールは、プロフェッショナル・サービス企業に最適なハブであり、国際的な労働力と信頼できる規制と枠組みを提供します。

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  • アジアは世界的な都市化のメガトレンドの中心であり、人口集中や公害、環境悪化などの都市問題の軽減を目指して、各国政府はスマートで持続可能なソリューションの開発を推進しています。大企業のいくつかはシンガポールを拠点として、アジアのために持続可能なソリューションを商業化すべく、革新、試行、連携を進めています。

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