同相は、地域政府職員向けインフラ能力開発プログラムを立ち上げるオンラインでの調印式でスピーチをしたときに、「経済を段階的に再開していく過程で、インフラは事業活動と雇用の再活性化につながる」と語った。「すでに東南アジア地域の多くの国が、差し迫った必要性と将来動向の両方に対応するべく革新的なインフラプロジェクトを開発している。この地域が今を生かして持続可能性を推進し続けることが重要だ」と同氏は述べ、持続可能なインフラが未来を形作るだろうと付け加えた。シンガポール政府が立ち上げた東南アジアのインフラ開発促進機関「インフラストラクチャー・アジア(IA)」と世界銀行グループ(World Bank Group)が開発し、シンガポールマネージメント大学(SMU)が実施するGrowing Infrastructure Programmeは、プロジェクトに参画する地域政府の高官および中級職員にトレーニングを提供する。同プログラムは、民間企業の参画によるインフラ開発の取り組みおよび官民提携を容易にするインフラにおける規制環境を創出し、また、シンガポールを拠点とする企業とシンガポールのインフラ・エコシステムが提供するソリューションの認知度を高めるだろうと同氏は述べた。