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エクソンモービル

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エクソンモービルは、同社EHC™グループIIベースストックを支援するため、シンガポールの製油所を拡張することを発表しました。これにより世界的な製品供給を強化し、シンガポール施設の競争力を高める狙いです。同拡張施設は2017年第2四半期中に建設を開始し、2019年に完成予定です。


写真提供:ExxonMobil

写真提供:ExxonMobil

EHC製造ラインは、主要な自動車エンジンオイルグレード全ての性能を最大限に高め、複数の産業で使用される潤滑油の性能を向上するよう設計されています。

グローバルベースストック・特殊化学品マーケティングマネージャーのテッド・ウォルコ(Ted Walko)氏は「グループIIベースストックへの新たな投資により、顧客はさらに厳しい仕様を満たす潤滑油を配合することができるようになり、排出ガスの削減、燃費と低温性能の向上を実現できます」と述べました。

この拡張プロジェクトは、2014年のシンガポール製油所の生産拡大、テキサス州にある主要統合施設におけるプロジェクト、グループIIベースストックの欧州市場への進出を含む、ベースストック生産における最近の一連の投資を象徴しています。
 

エクソンモービルアジア太平洋会長兼マネージングディレクターのガン・シーアウキー(Gan Seow Kee)氏は「昨今の当社の投資は、強力な製造拠点を有し、当社最大の精製・石油化学コンプレックスを運営しているシンガポールへの信頼を示すものです。

今後もアジア太平洋地域の長期的なビジネス成長にフォーカスし、顧客への供給力と製造資産の競争力強化のため、引き続きシンガポールへの投資を行っていきます」と述べました。

既に発表されているシンガポール製油所におけるコージェネレーションプロジェクトも2017年末完了に向け進行中で、設備のエネルギー効率向上と排出ガス削減が期待されています。

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