アジアの医薬品市場は、所得水準の上昇や医療提供体制の整備による医療アクセスの向上と生活習慣病の増加が背景にあり、シンガポール、タイ、インドネシア、ベトナム、フィリピン、マレーシア、ミャンマーなどASEAN地域を中心に今後も伸長すると予測されています。その中でも経済の中心であるシンガポールは、積極的に医療ツーリズムを推進するなど、医療を重点産業として国家戦略の一つに位置づけています。
大塚シンガポールの社長として就任した田中博章氏は「世界の人々の健康に貢献するため、独創的な発想や技術をもって革新的な製品開発の挑戦を続けている当社が、アジアにおけるハブであるシンガポールへ進出することは当社の事業価値最大化には不可欠です。グローバルに展開する新しい治療方法を自ら提案し、患者さんに貢献してまいります」と述べています。