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SABIC

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サウジアラビアに本社を置く総合化学メーカーSABICは、シンガポール政府からの最終承認を得られ次第、ポリエーテルイミド素材ULTEM樹脂の生産能力を拡充するため同国の既存施設を拡張すると発表しました。計画中の新生産施設は、2021年上半期からの操業を予定しています。ULTEM樹脂は現在、米国インディアナ州マウントバーノンとスペイン カルタヘナの2ヵ所で生産されています。


シンガポールでの生産開始により、アジアの顧客の需要を域内でまかなえるようになるとともに、リードタイムの短縮や、承認手続の迅速化にもつながります。新施設稼働により、生産能力が2018年のベースラインより50%増加する見込みです。

同社エグゼクティブ・バイス・プレジデント、エルネスト・オキエッロ(Ernesto Occhiello)氏は「生産能力拡大の計画は、特にアジアでの顧客需要の高まりにより生まれました。シンガポールの施設が新に加わることで、当社は耐熱樹脂の生産能力を欧米とアジアに備える唯一の石油化学会社となり、お客様に大きなメリットをもたらすことが可能です」と述べています。

出典: シンガポールプレスホールディングス(SPH)

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