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シュナイダーエレクトリック

シュナイダーエレクトリック

フランスの産業用電機大手シュナイダーエレクトリックは、2018年3月29日に東アジア地域と日本を統括する新拠点をシンガポールに開所しました。産業ビル「50カラン・アベニュー」に入居する新拠点は、チャンギ、ペンジュル、アンモキオ、アヤラジャにある既存4事業所を統合し、シンガポールでの事業活動を集約するとともに、同社アジア初のイノベーションハブとしても機能します。


写真提供:シュナイダーエレクトリック

建物は9階建てで総床面積は約18,500平方メートル。電力供給に敷地内外のソーラーパネルによるハイブリッド電源を利用できるよう、2,300万SGD(18億8,600万円)をかけて建物の改修を行いました。2015年のビジネス・タイムズ誌記事によると、同社は今後5年間でシンガポールでの事業に1億200万SGD(83億6,400万円)を投資するとのことです。

新拠点はイノベーションハブとして、モノのインターネット(IoT)対応の「EcoStruxure」アーキテクチャおよびプラットフォームを活用するソフトウェアエンジニアやソリューションアーキテクト、研究者が集う場ともなります。さらに、同社は研究開発力と専門性向上のために、マシンソリューションの研究開発チームを立ち上げます。これは同社の世界で4つあるチームのうちの1つとなり、新拠点では1,200人以上が働くことができます。

同社会長兼最高経営責任者(CEO)ジャン=パスカル・トリコワ(Jean-Pascal Tricoire)氏は「地域拠点の開所は、弊社が東アジアと日本を事業展開の鍵となる市場ととらえている証であるとともに、この地域に成長の可能性を見出している現れです」と述べました。

出典: シンガポールプレスホールディングス(SPH)

1シンガポールドル(SGD)=82円(2018年6月15日現在)

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