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HOYA

HOYAのグローバルR&D施設がオープン 開発を加速するバイオメディカルハブのパートナーシップ・エコシステム

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  • イノベーション

白内障用眼内レンズを開発するHOYA Surgical Opticsが、新たにシンガポールのバイオポリス内にグローバルR&D施設を開設した。バイオポリスは、2003年に開設され、R&Dから製造、医療に至るまで、バイオメディカルサイエンス全体の発展を担っている。

また、バイオポリスには、世界トップクラスの科学者や主要研究機関が集まっており、バイオメディカルサイエンスの一大開発拠点となっている。そこに開設されたHOYA Surgical OpticsのグローバルR&D施設は、眼内レンズの画期的な新技術の開発に注力し、世界中の白内障患者の負担を軽減するための開発拠点となるものだ。

 

HOYA Surgical Optics グローバルR&D施設がオープン

HOYAは、1941年に東京で設立された世界的なテクノロジー&医薬品企業だ。また、革新的なハイテク機器、医療用製品のリーディングサプライヤーでもある。

取り扱う製品は眼内レンズ、メガネ、医療用内視鏡、光学レンズ、半導体デバイス、LCDパネル、HDDなど多岐にわたっている。中でもHOYA Surgical Opticsは、白内障患者のための眼内レンズの設計と製造を専門とする一部門だ。眼内レンズとは、白内障手術で濁った水晶体の代わりに取り付けられる人工レンズのこと。HOYA Surgical Opticsはこの分野で世界第3位の規模を誇る。HOYA Surgical Opticsは、シンガポールに進出して既に15年の歴史を持っている。2004年にシンガポールのトゥアスに製造設備を建設し、2011年には、グローバル本社を日本からシンガポールに移している。そして2018年1月にシンガポールのバイオポリスに新しいグローバルR&D施設をオープンし、HOYA Surgical Opticsをシンガポールにおける統合ハブを持つ最初の眼内レンズの会社にした。

 

ASEAN諸国の高齢化と白内障患者の増加を解決する

 HOYA Surgical Opticsがシンガポールに本社機能から製造販売、更には研究開発施設を設けるには、シンガポールをはじめとしたASEAN諸国の高齢化と、それによる白内障患者の拡大という背景が存在する。白内障とは、眼の水晶体が加齢とともに曇って視力が低下する病気のこと。40歳を超えて視力が低下する最も一般的な原因だ。この白内障は未治療のまま放置しておくと、最悪の場合失明につながる可能性がある。これを受けて、世界保健機関(WHO)は、予防可能な失明をなくすという目標の一つとして、白内障を優先眼科疾患として選別した。そして、研究では白内障を発症する確率は、欧米人に比べてアジア人の方がはるかに高いことが示されている。その数は2020年までにアジアで推定3,850万人に達するとみられている。また、大和総研の発表によると、ASEAN諸国の高齢者人口は、年平均4%以上のスピードで増加し、2030年には約7,200万人に上り、10人に一人が高齢者になると予測されている。特に、この高齢化の進展が速い国が、シンガポール、タイ、ベトナムなどで、シンガポールでは、60歳以上の人々の80%以上が何らかの白内障を抱えており、毎年3万件を超える手術が行われているとのことだ。こうしたシンガポールをはじめとしたASEAN諸国の高齢化による白内障の増加といった課題に対し、HOYA Surgical Opticsは、グローバルR&D施設の設立によって、白内障に対する研究能力を高め、その課題を解決する製品開発を行おうとしている。

 

革新的な眼内レンズと手術プロセスの開発を目指す

 今回新たに開設されたHOYASurgical OpticsのグローバルR&D施設の主な目的が、白内障を解決するための新たな眼内レンズと手術プロセスの開発だ。主に患者の負担を効果的に軽減するための製品と技術が研究される。そこでは、研究開発の実現可能性調査や、生産方法の検討、開発などが行われ、パートナーシップ機関や国内外の民間企業などの製品開発サイクルの初期段階が含まれることになる。そして、ここで開発された眼内レンズや手術プロセスは、白内障対策の新たな基準として、シンガポール国内外の外科医や患者にとってより効果的なソリューションとして提供される。

イノベーションを起こすバイオメディカルハブとは

 ASEAN諸国の高齢化に対応し、革新的な眼内レンズと手術プロセスの開発を行うには、シンガポールは、最適なイノベーションエコシステムが存在する。今回HOYA Surgical OpticsのグローバルR&D施設は、Research,Innovation and Enterprise 2020、通称RIE2020という5年間の公的R&D投資計画に基づいて行われた。中でもバイオメディカル研究には40億シンガポールドルが割り当てられており、そのうちの1つが眼科領域である。この計画は、業界の研究開発能力を高め、革新的な企業を育成し、国のニーズを満たすためのものだ。これと同時に、大きな力を発揮するのが、堅牢なインフラとネットワークである。それを象徴する存在が、このグローバルR&D施設が設けられたバイオポリスである。バイオポリスは、国際的なバイオメディカル分野の研究開発拠点で、シンガポール科学技術研究庁(A*STAR)など、世界的な研究開発を行う公的な研究機関や企業の研究所、国際的な生物医学者が集まっている。シンガポールには現在、50以上ものバイオメディカルサイエンス(BMS)の製造施設があり、そこでは2万人以上が働いている。2016年にバイオメディカルサイエンスの製造はシンガポールのGDPの約4%を占め、総額290億シンガポールドル以上を生産している。また、2006年から2015年には研究開発のための資金や、インフラと人的資源の開発、翻訳や臨床研究能力の構築などに73億シンガポールドルが投資された。

パートナーシップのエコシステムで研究開発を加速

 バイオポリスでは、こうした最先端の施設に加え、世界中の優秀な人材、豊富なネットワークをそろえ、高度で実践的な研究開発を行うことができるのが最大の特長だ。そこでの共同研究は、アイデアの交換や密接な協力を促進することができる。例えば、優れた人材や豊富なネットワークによって、ここで研究開発を行う企業は、自社の研究開発だけではなく、同じバイオポリス周辺に存在する病院や医師、その他の研究機関との強力なネットワークを利用することができる。HOYA Surgical OpticsのグローバルR&D施設でも、シンガポール国立眼科センターと提携することで、白内障手術を受ける患者の選択肢の一つとして、自社の眼内レンズを提供している。R&D施設の開設にあたり、HOYA Surgical OpticsのJohn Goltermann Lassen最高経営責任者(CEO)は次のように述べている。「HOYA Surgical Opticsの新しいグローバルR&D施設の開設は、HOYAが新しい業界標準となる革新的な製品の研究開発を、更に進めるという当社のコミットメントの証です。このシンガポールの新しいセンターでは、シンガポールに本拠を置く病院、大学、外科医とのコラボレーションの機会を提供し、患者の健康状態を改善する新しいソリューションを提供する予定です」。こうしたパートナーシップのエコシステムの力は、何よりも自社だけで行う研究開発以上に、開発を加速させてくれるメリットをもたらす。今回のR&D設立にあたり、シンガポールの持つエコシステムについて、HOYA Surgical Optics の副社長Xiaoxiao Zhang 氏は次のようにコメントしている。「シンガポールは最先端のIT技術を持つ国であり、そこでは“技術革新”に絶対的に必要な外部機関との連携や、優れた人材の確保など、政府の明確なサポートがあります。投資対象としては大変魅力的です」。HOYA Surgical OpticsのグローバルR&D施設の開設は、シンガポール政府の戦略的なイニシアチブと相まって、グローバルな白内障の課題を解決する戦略的な拠点として大きな役割を担っていくだろう。

主力産業一覧

主力産業一覧
  • 「未来の航空宇宙都市」と呼ばれるシンガポールは、130社を超える航空宇宙業界の企業を擁し、アジア最大級で最も多様なエコシステムを誇ります。一流企業や宇宙産業スタートアップ企業をはじめとして成長を続ける企業が拠点を置いています。

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  • シンガポールは、アジア市場への玄関口であり、世界トップクラスの消費者向け企業の多くが、環太平洋の拠点としてシンガポールを活用しています。

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  • シンガポールは、東西のクリエイティブカルチャーが交差する場所であり、拡大を続けるこの地域の消費者基盤へ向けて開かれた扉でもあります。世界的ブランドが、地域統括会社を構えており、トップクラスのクリエイティブな企業がシンガポールを拠点としています。

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  • 今日、主要なガジェットにはシンガポール製の部品が使用されています。エレクトロニクス産業の一流企業は、シンガポールで未来を設計しています。

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  • 精製、オレフィン製造、化学製品製造、ビジネスと革新力が強力に融合するシンガポールは、世界最先端のエネルギーと化学産業のハブに数えられています。100社を超えるグローバル化学企業が主要な事業を当地に構えています。

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  • アジアのデジタルの中心都市として、シンガポールは情報通信技術 (ICT) 企業が選ぶ拠点となっています。世界クラスのインフラ、人材、活気のあるパートナーのエコシステムを提供しています。一流企業と連携して、最先端の技術とソリューションを開発し、シンガポールのビジョンであるスマートネーションと地域および世界の市場を支えています。

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  • アジアの流通のハブとして、当地域内外への世界クラスのコネクティビティを提供します。安全で効率的なロジスティクスと、サプライチェーン管理ハブとしての妥当性を以て、シンガポールは地域の境界を超えた取引と消費に貢献しています。

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  • シンガポールは、医療技術企業がこの地域で成長するための戦略的な拠点です。今日、多くの多国籍医療技術企業がシンガポールを拠点として、地域本社機能や製造、研究開発を行なっています。

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  • 資源豊かなアジアの中心に位置するシンガポールは、農産物、金属、鉱物のグローバルハブです。我が国のビジネス環境は、強力な金融、サプライチェーン管理、技術力を以て、世界をリードする企業を引き付けています。

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  • シンガポールは、アジアでも主要な石油 ・ ガス (O&G) 装置とサービスのハブであり、3,000社を超える海洋・オフショアエンジニアリング (M&OE) の会社があります。世界クラスの機能と優れたコネクティビティは、アジアの強力な成長の可能性に着目する多くの企業をシンガポールに誘引しています。

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  • シンガポールが有する優れた人材、強い生産能力、研究開発のエコシステムは、製薬やバイオテクノロジー企業を誘引しています。企業はシンガポールから世界中の人々に薬を提供し、アジア市場の成長を担っています。

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  • シンガポールの洗練された精密工学(PE)の能力と先進の製造技術で主要分野である高度な製造な地域ハブとしての強みを反映しています。

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  • シンガポールは、プロフェッショナル・サービス企業に最適なハブであり、国際的な労働力と信頼できる規制と枠組みを提供します。

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  • アジアは世界的な都市化のメガトレンドの中心であり、人口集中や公害、環境悪化などの都市問題の軽減を目指して、各国政府はスマートで持続可能なソリューションの開発を推進しています。大企業のいくつかはシンガポールを拠点として、アジアのために持続可能なソリューションを商業化すべく、革新、試行、連携を進めています。

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