次世代型フラッシュメモリ3D NAND開発に関わる
Jingze氏は半導体ウエハー製造のフロントエンドの開発とプロセス制御を監督するエンジニアリングチームに所属している。また、Bipasha氏は収益強化チームのマネージャーとして、チームを率いて、部門の収益化事業に取り組んでいる。ここでは、シンガポールでの3D NANDの生産プロセスについて、それぞれの立場から語ってくれた。エンジニアリングチームのJingze氏は、直接開発に関わる立場として次のように語っている。「私のチームは、3D NANDフラッシュメモリの最も重要なプロセスの一つであるハードウェア開発に関わっています。そこでは、コスト削減と同時に収益化と最大限のアウトプットに取り組んでいます。また、3D NANDフラッシュメモリのFab拡張プロジェクトにも関わっており、タイムリーなツールの開発とそのスタートアップに取り組んでいます」。また、Jingze氏は、将来のフラシュメモリ開発について、「市場がコンポーネント製品から、ハイエンドメモリやコンピューティングソリューションにシフトしたことで、マイクロンは技術革新のリーダーになる準備ができています。また、こうした状況に合わせ、マイクロンでは、効率性と生産性の向上のためのビッグデータ分析や、ロボッティクスやオートメーションの更なる発達、そして変化する市場環境に効果的に対応する柔軟性の向上といった新たな取組も行っています」と語っている。一方、Bipasha氏は、収益改善マネージャーの立場から、3D NANDの可能性について次のように語る。「私は、3D NANDの120以上の収益分析チームを率いて、データマイニングや日々の収益分析チームやフォーカスチームとのミーティングを通じて、収益改善案に携わっています。今年、マイクロンは新たに96層のNANDの発表を行い、2019年には量産を開始する予定です。この拡大で、1000人の新たな雇用が生まれます」。