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エンジー

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フランス大手電力会社のエンジーは、2018年10月29日、同社アジア太平洋本部を2019年にバンコクからシンガポールへ移転し、今後10年間で従業員を2倍以上に増員する計画を発表しました。同社は現在アジア太平洋地域で約4,000名の従業員を雇用しており、グローバル収益に対して30億USD(3,420億円)を貢献していると述べています。


同社アジア太平洋担当最高経営責任者(CEO)のポール・マグワイア(Paul Maguire)氏は、「アジア太平洋地域を先導するエネルギー、技術、経済の中心地であるシンガポールに地域本部を置くことは、当社がこの地域で活動を拡大するうえで当然の選択でした」と語り、この移転により、シンガポールに拠点を置き同地域でビジネスを展開する多くの顧客とより密接にやり取りすることが可能になると述べました。

同社は3月に地域のエネルギー効率と地域冷房に関するセンター・オブ・エクスパティーズをシンガポールにて立ち上げた際、シンガポールのエネルギー効率に関する同プロジェクトに8,000万SGD(66億4,000万円)を投資する計画を発表しました。

新本部は2019年中頃までに本稼働する予定で、エンジー・サービス、エンジー・ファクトリー、エンジー・ラボ、エンジー・アキシマなど他の事業部とともに、パシル・パンジャン道路沿いのゴールデン・アグリプラザ内に設立されます。

シンガポール経済開発庁(EDB)の支援を受け、新本部では高度な技術を備えた現地の人材を育成し、「地域内のクリーンエネルギー管理の中心的存在として、シンガポールの地位をさらに確立していきます」と同社は語っています。

出典: シンガポールプレスホールディングス(SPH)

1シンガポールドル(SGD)=83円、1米ドル(USD)=114円(2018年11月9日現在)

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