多様な人材で東南アジア事業拡大を図る
Q:シンガポールは明治の海外事業でどのような位置づけにあるのでしょうか。
A:海外事業拡大は重要な経営課題の一つです。そのため、より適切かつ迅速な経営判断を行う地域統括本部の設置が必要であると考えました。
明治はアジア太平洋地域、特にここシンガポールを今後の事業成長に向けた最も重要な戦略拠点の一つと位置付けています。
Q:なぜシンガポールを明治のアジア太平洋地域統括本部(RHQ)として選ばれましたか?
A:明治は当地ですでに51年の歴史があり、多くの海外拠点同様、業務を英語で行っていること、食品・飲料分野の多国籍企業で経験を積んだ優秀な人材を獲得しやすい環境が挙げられます。
シンガポール政府の産業・雇用変革への取り組み「Industry Transformation Map」や「Job Transformation Map for the Food Manufacturing sector」も決定を後押ししました。国際化、イノベーション、持続可能性、そして国内で質の高い人材の安定的確保に関する明確な指針が示されたからです。
Q:シンガポールの立地は、地域統括本部の東南アジア事業運営にどのような利点をもたらしますか?
A:シンガポールに地域統括本部を置くことで、グループ各社の中心に位置するだけでなく、域内へのアクセスもより迅速かつ容易になります。シンガポールは都心部から空港へのアクセスが極めて良好であるだけでなく、チャンギ国際空港の接続性も高く、アジア太平洋地域の各地へ迅速に移動できる地の利を有しています。
信頼性の高いビジネスハブとしてのシンガポールの評判と信用力は、域内のサプライヤーやベンダーとの緊密な連携を図るうえでも、地域統括本部設置の目的に十分に応えるものです。
Q:地域統括本部は、明治の東南アジア事業でどのような役割を担っていますか?
A:地域統括本部は現在、アジア太平洋地域の人々に健康的で栄養価の高い製品を提供するため、製品カテゴリーを積極的に拡大しています。現在の域内主力事業は菓子部門です。シンガポールとインドネシアに工場を構え、「ハローパンダ」や「ヤンヤン」などの菓子を生産しています。菓子事業に加え、主にベトナムとタイで、乳児用粉ミルクや即飲タイプの経腸栄養製品などの栄養製品も販売しています。タイとの合弁会社は牛乳やヨーグルトなどを製造・販売しています。