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A*STAR

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シンガポール科学技術研究庁(A*STAR)の企業部門は、ヘルスケア・ライフサイエンス産業分野で国内にディープテック新興企業を共同設立することを目的に、1億2,200万SGD(約96億6,728万円)の契約を結びました。


ヘルスケア・生命科学部門ライフサイエンス産業分野で国内にディープテック新興企業を共同設立することに合意したための協定に署名する当事者代表者。 (前列左から)A*ccelerate TechnologiesのCEO フィリップ・リム氏、Aptorumグループの創設立者兼CEO イアン・フエン氏、Aptorumグループの社長兼業務執行取締役 ダレン・ルイ氏 (後列左から)A*STARのCEO フレデリック・チュー氏、Aeneasグループ上級顧問のプレム・クマール氏博士、Aptorumグループ最高医療責任者兼業務執行取締役のクラーク・チェン博士氏。  写真提供:A*STAR

ヘルスケア・生命科学部門ライフサイエンス産業分野で国内にディープテック新興企業を共同設立することに合意したための協定に署名する当事者代表者。 (前列左から)A*ccelerate TechnologiesのCEO フィリップ・リム氏、Aptorumグループの創設立者兼CEO イアン・フエン氏、Aptorumグループの社長兼業務執行取締役 ダレン・ルイ氏 (後列左から)A*STARのCEO フレデリック・チュー氏、Aeneasグループ上級顧問のプレム・クマール氏博士、Aptorumグループ最高医療責任者兼業務執行取締役のクラーク・チェン博士氏。 写真提供:A*STAR

A*ccelerate Technologies、ナスダック上場の医薬品メーカーAptorum グループ、および、香港の金融機関Aeneas Capitalの間で結ばれたこの協定のねらいは、今後5年間のうちにシンガポール国内で最大20社のディープテック・ベンチャーを立ち上げることにあります。

設立された新興企業は、A*STARの研究機関とAptorumが共同開発したテクノロジーを活用するとともに、Aptorumのグローバル・ネットワークを通じ、マーケット・パートナーやクライアントにつながるという形で支援を受けます。

研究対象の領域の一つとして、手術用ロボット工学におけるイメージング・ソリューションが挙げられます。これはA*STARの医用画像分析と拡張現実に関する能力をリアルタイムで2Dと3Dの磁気共鳴映像法による手術用イメージング・ソリューションに応用するものです。

A*ccelerateのCEOフィリップ・リム(Philip Lim)氏は「今回の協定は、シンガポールのバイオテクノロジーエコシステムの活力や、A*STARのディープテックと生物医学研究の能力に対する民間セクターの信頼を如実に示しています」と語ります。

Aptorumの創設者兼CEOかつAeneas Capital創設者のイアン・フエン(Ian Huen)氏は、このパートナーシップが「最終的に全世界で認知される強力なベンチャー・ビジネスになる」と確信しています。
 


これとは別に、AptorumとAeneas Capitalは、最大で2億7,231万SGD(約216億4,200万円)のヘルスケア・ライフサイエンス産業分野の戦略投資基金を発足させ、国内のバイオテクノロジーエコシステムにも投資が可能です。両社もまた、技術やビジネスの買収を世界中で行います。

※1シンガポールドル(SGD)=79.24円、1米ドル(USD)=108.21円(2019年7月24日現在)

出典:シンガポールプレスホールディングス(SPH)

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