香料の放出時間を長くするカプセル化工程の拠点となるこの施設には、4つのレベルの最先端生産技術、倉庫機能、流通機能、そして香りを長続きさせるソリューションの開発を専門とするラボが設けられています。
同社は2015年、当地にクリエイティブ・センターと製造拠点、香料製造訓練校を設けていますが、今回の動きはその能力の強化とともに、高度成長市場への投資に関する同社の2020年戦略の実現を図るものです。
同社は更に、この新設施設が科学研究とビジネスチャンスを追求するうえで絶好の環境と、アジアの中心部という戦略的立地に恵まれている、と述べています。
同社のフレグランス部門長マウリツィオ・ヴォルピ(Maurizio Volpi)氏は、顧客や重要な成長市場に近づくことにより、アジアのチームは包括的なフレグランスソリューションを提供できる体制が整うだろうと述べています。「当社は、アジアにおけるカプセル化事業を推進する中で、現行の技術の開発と、ファブリックやパーソナルケアといった商材向けの新たな生分解性カプセルの両方に多額の投資を行っています」 。